富士登山で思ったこと(二日目編)
2016.09.01
昨日の富士登山の続きです。
山小屋に17時半ぐらいに到着し、夕食(カレー)を取りました。
この時点ですでに高山病の症状が少し出ていたにも関わらず、“寝れば治るだろう”と思ってビールを1杯飲んでしまったのです。
ご来光に向けて、午前2時に出発予定だったので、20時に就寝。
しかし、頭が痛くて全然寝られません。だんだんと吐き気もしてきました。
結局、一睡もできず、出発の時間を迎えてしまいました。
■午前2時。外は小雨です。
こんな天気で、ご来光は見られるのか?心配が一瞬頭をよぎりますが、雲の上に出てしまえば晴れていると信じて登ることに。
社員の皆は、多少頭が痛くてもよく寝られたみたい。
私が一番体調が悪いようです。
歩き始めて、社員達からいきなり遅れをとっていきます。
10mぐらい歩いては、私を待ってまた10mぐらい歩いては私を待ってという感じ。
私よりも身長が10cm以上小さい女性社員もみんなと一緒にどんどん登って行くのに、私だけが完全にお荷物状態です。
■午前3時頃、小雨が一瞬止み、5分ぐらい霧がスーっと無くなりその間から月と星が見えました。
月明かりの下に、薄っすらと雲海が見えて、超幻想的!
少しだけ元気が出ます。
■9合目ぐらいで、時間は4時になり、既に空が明るくなり始めてきてしまいました。
完全に雲の上に出たようです。
これなら、雲海の上から登ってくるご来光が見られそう!
でも、相変わらずお荷物状態の私。
ご来光の予定時刻は5時ぐらい。
社員達に、「俺に合わせてたらご来光に間に合わないかもしれないから先に行ってくれ」と言って、先に行ってもらいました。
■結局、ご来光、間に合いました!
しかもご来光の前後30分ぐらいだけ霧が晴れて、めちゃめちゃ綺麗でした。
本当にシンドイ思いをして見たご来光。
もう何というか、感動とかを通り越して放心状態。。。
最後は、社員と一緒にお鉢巡りをし、神社で商売繁盛を祈願して下山しました。
■途中で、「シンドイなぁ」「ここで止めたら楽だろうな」そんな思いが何度か頭をよぎりましたが、あの風景を見たら、最後まで登り切って本当に良かったと思いました。
何より、社員の皆と過ごしたこの2日間の思い出は、私の一生の宝物になりました。
詩人のホイットマンがこんなことを言っていました。
「寒さにふるえた者ほど太陽を暖かく感じる。」
ビジネスでも苦しい局面がありますが、だからこそ、やり遂げた時に見られる風景は格別なのではないでしょうか。
追伸>
下山時に、24時間テレビの浜口京子さんの登山隊とスレ違いました。
それにしても、小さな歩幅で一生懸命歩いていた足の悪い少年と、スタッフの人たちが背負っていた荷物の大きさにビックリ!
あれは相当大変な企画だったと思う。
思わず「おつかれさまです」と言ってしまいました。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。