ウェブラボ代表の山浦が、
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Webサイト・マネジメント術

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社員のライティング能力を上げる方法

2020.12.13

ライティング

質問blogやFacebookの投稿を社員にやらせるとちょっとズレた文章があがってきて、困っています。結局、自分でやり直すということがほとんどです。
社員の文章のクオリティを上げる方法はありますか?

 

回答その文章を読む対象者と目的を明確にして、ダメな文章が上がってきたら、根気良く添削もしくは書き換え、どの辺がダメだったのかを伝えてやり直しさせます。そうすると、次第に精度があがっていきます。

 

 

当社でも、スタッフblogとFacebookを社員に更新してもらっています。
私はクオリティチェックだけ。

 

文章ってセンスによるところも大きいんですよね。
何を教えていなくても、最初から良い文章を書いてくる社員もいれば、大卒とは思えない文章を書いている社員もいます。

 

私も最初は同じような悩みにを持っていました。
そして、よく書き直していました。

 

でも、こちらで書き直していたら、いつまでたっても社員は成長しません。
だから、いつまでたっても私は楽になりません。

 

そこで、私が行ったのは、次の2つです。
今でもクオリティチェックはしていますが、書き直しさせることはほとんど無くなりました。

 

 

1)読む対象者と目的を明確にして社員に伝える

当社の場合はWeb制作会社なので、社員は「とにかくWebに関連することを書けばイイや」と思ったのでしょう。技術者が好むような最新の技術に関するニュースを書いてきたりしたんですよね。

 

でも、それは当社のお客さんが読みたい投稿じゃない。

 

そこで、社員に

 

「このfacebookページは、Webでの集客に興味がある中小企業のオーナーやWeb担当者を対象にしています。技術的には、むしろ初心者。分かりやすい投稿のfacebookページだと思われたい。問合せにつなげようとか思わなくて良いです。このfacebookページは、分かりやすいしチェックしようと思ってもらえる存在になってくれれば良いです。だから、そうではない投稿は、書き直してもらいます。」

 

ということを宣言しました。
それによって、投稿のテーマ自体がズレるということは、だいぶ少なくなりました。

 

 

2)投稿がイケてない時、どの辺がどのようにダメなのか、その社員に根気良く伝える

最初はしょっちゅうイマイチなものがあがってきます。

 

1で語ったようなテーマが対象とズレるという分かりやすいものから、日本語としてイマイチという、添削が非常に面倒で難しいものまであります。

 

この場合は、ただ“ダメ”と言ったり書き直すのではなくて、どの辺がどのようにダメなのかを伝えて、やり直しさせます。

 

当社では勉強の一環として、facebookの投稿をその時の新人社員にやらせているのですが、昨年の新人がよく日本語としてイマイチな文章をあげてきました。

 

・主語が誰だか分からない
・1つの文の中で主語が入れ替わってる
・言い方が違うだけで同じことを2回繰り返している
・一文が長くて読みづらい
・評論家口調、上から目線 etc

 

私の経験だと、だいたい指摘するパターンが5つぐらいに収斂していきます。
その人の文章の癖みたいなものです。
場合によっては、書き直して見本を見せてあげます。

 

本人も書き直すのは嫌ですから、さすがに何度が同じ指摘が入ってくると、自分が書いた文章を見直すようになってきます。
そうして、だんだんと精度が上がっていきます。

 

*  *  *

最初は「自分でやった方が早い」と思うかもしれませんが、そこを乗り越えると、大きな果実がまっています。頑張ってください。

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山浦 仁

山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役

大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。

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