入社3年目の君に渡したい本
2011.08.22
3年目ぐらいになると、新人の時とは違い、自分がスキルアップするだけでは会社の期待に応えられなくなっていきます。
自分1人の力なんて、たかが知れています。
お客さん、外注先、ひいては社内スタッフなど、関係する人たちにどれだけ動いてもらえるかが重要になってきます。
いくらスキルがあっても、その人のために誰も動いてくれなければ、大した成果は残せません。
逆に、スキルが無いのだけれども、それをカバーして余りあるだけ、周りの人が動いてくれる人は、成果を残せる人です。
そのためには、関係者の皆さんに自分のことを好きになってもらう必要があります。
どうしたら自分のために人に動いてもらえるか?
この本はそのヒントになるかなと思います。
『ぶっちぎり理論38―落ちこぼれでも3秒で社内エースに変わる!―』
後田 良輔 (著)
ダイヤモンド社
この本は広告代理店の現役営業マンは世の営業マン向けに書いた「気配り」の書です。悪い言い方をすれば「人たらし」の書。
具体的に「●●なシチュエーションでは○○しろ」と書いてあります。
全部実践しろとは言わないし、ズバリなシチュエーションも少ないと感じるかもしれません。
でも、ここに書いてある気配りのセンスというか、その辺を酌んで読んでみてください。
(広告代理店の営業マンはここまでして仕事を獲ってるという勉強にもなる)
また、「これは良いな。自分は出来てないな」と思ったことは実践してみてください。
ここに書いてあることは当たり前のことも多いです。
でも出来ていない人が多いから、こういう本が存在するのだと思います。
特に我々の業界は出来ていない人が多いのでは!?
だからこそ、たとえスキルや知識がまだまだでも、Webディレクターがこれを実践できたら、強力な武器になると思います。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。