私が起業時に作った仕掛け
2016.12.20
私はスタートアップしたばかりの起業家です。
昨日のメルマガで、山浦さんが起業時に勢いのあったメルマガを使って、ゲリラ的な集客を仕掛けていったと書かれていましたが、具体的にどのようなことを行ったのでしょうか?
非常にシンプルな仕掛けです。
簡単に言うと、ステップメールを使った5日間の無料メールセミナーを作り、そこにメルマガ広告を使って集客をしました。
その無料メールセミナーの最終日には「このメールセミナーを最後までご覧いただいた方のみ、30分間の無料電話コンサルをします」というオファーを掲載し、その無料電話コンサルから、興味のある人は私に制作をご依頼くださるという流れです。
制作受注に至らなかった人は、そのまま週間のメルマガに合流して、継続フォローしていきました。
最初の1年ぐらいは、このメールセミナーと既存クライアントからの紹介だけで何件かの案件を獲得し、仕事の実績を作っていくことができました。
■今では当たり前すぎる仕掛けですが、当時はあまりやっている人がいなかったので物珍しかったというのもラッキーでした。
オフラインの世界では、神田昌典さんの影響で、小冊子を使った2ステップマーケティングが流行っていて、「これをオンラインでやったら上手くいくんじゃないだろうか」と思ってやってみたという感じです。
■この仕組みを作るにあたっては、結構いろいろな人にアドバイスをもらいました。
営業コンサルタントの木戸さんには、1つしかない私の独立後の事例をメールセミナーとして面白いものにするために、一緒に良い切り口を見つけてもらいました。
おかげで口コミも広がりました。
メルマガコンサルタントの平野さんには、どういうタイミングでどんな媒体に広告を打つのが良いかを、平成進化論の鮒谷さんには、広告出稿時に、キャッチコピーを校正してもらったりしました。
これらのアドバイスが無かったら、反響は全然少なかったと思います。
やっぱりアドバイスをもらうと1人だと気づけないことにも気づけるし、取り組みのスピードも早くなるし、自信を持って1歩を踏み出せますよね。
■今ならメールセミナーではなく、動画などの方が良いとは思いますが、
興味のある人を集めて情報提供を行いその後クロージングしていくという仕掛けの基本的な考え方は、普遍的なものなので、今でも十分通用します。
但し、今となっては、やっている人がかなり多いので、コンテンツの切り口や内容そのもののクオリティはかなり上げていく必要はあるかと思います。
もし、こういう施策を周りが行っていない業界ならチャンスかもしれませんね。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。