知らず知らずのうちに犯しがちなSEOペナルティ
先月実施したSEOセミナーで多かった質問に「重複コンテンツ」があります。
同じ文言のコンテンツを重複して設置すると、Googleからペナルティを受けます。
同じサイトの中で重複コンテンツがあってもダメですし、他のサイトと重複してもダメです。
このことを、受講者の多くが知りませんでした。
ペナルティと言っても、サイト全体が、Googleのデータベースから削除されるような悲惨なペナルティにはならないのですが、減点にはなります。
重複コンテンツについては、
Googleのヘルプにも明確に記載があります。
https://support.google.com/webmasters/answer/66361
■重複コンテンツは、「私は大丈夫」と思っていても、無意識にやってしまっている場合があり、注意が必要です。
よく見かけるのが、ECショップ等で、商品情報にメーカーの情報をそのまま転載しているような場合です。
ほとんどの商品詳細ページがそのようなコンテンツばかりだと、そのサイトをSEOで上位表示するのは不可能です。
このような場合、少し大変ですが、本当は独自の製品説明を記載した方が良いのです。
しかし、どうしてもメーカーの製品情報をそのまま使いたい場合は、テキスト部分も画像にして掲載するような対処をします。
■このような解説をすると、必ず次のようなご質問をいただきます。
「ページ全体ではなく、一部分の重複もやはりペナルティになるの?
どの程度まで重複は許されるの?」
正直分かりません。
例えば、ブログを更新すると、ブログのTOPページには、記事の最初の数行が表示されますよね。
そのぐらいは全く問題無いと思います。
ただ、コンテンツの主要な部分が重複になっていたら厳しいと思います。
■さて、もう1つ、よくもらう質問があります。
それは、
「引用もNGですか?」
というものです。
これについては長くなってきたので、明日説明しますね。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。