ウェブラボ代表の山浦が、
Web担当者・経営者・起業家に向けて配信するコラム

Webを集客に活用したい人のための
Webサイト・マネジメント術

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Google検索の新機能、生成AIによる「SGE」を使ってみよう

2023.09.22

先月8/30のことですが、Googleが日本国内でのGoogle検索の新機能として、生成AIによる検索体験(SGE -Search Generative Experience)の日本語版の試験運用を開始すると発表しました。予定では、来年2月まで試験導入を行うようです。ですので、今はあくまで試験導入中ということになります。

 

こちら↓は、Google Japan blogの詳細記事です。
https://japan.googleblog.com/2023/08/search-sge.html
Web担当者の方は、この記事には一度、目を通しておいた方が良いです。

記事では、SGEをONにした状態で、例えば「残暑見舞いはいつ頃送る? 」という質問を投げかけたときにどのような表示がされるのか、具体的な動作が分かるスクリーンショットも記載されています。

 

ちなみに、SGEをONにするには、「Search Labs」なるものに参加する必要があります。とは言っても、下の画像のように、ブラウザ右上に表示されるフラスコのような形のアイコンをクリックすると表示される画面で、スライドをONにするだけです。
鬱陶しくなれば、すぐにOFFに切り替えられるので、ぜひ実際に体験してみてください。

 

Search Labsのアイコン Search Labs参加ボタン

 

ちなみに、上記Google Japan blogの記事内に「全ての検索結果で生成 AI による概要を表示するのではなく、質問の種類に応じて、関連する質問に対してのみ起動するようにしています。」と記載がある通り、SGEは出たり出なかったりします。
どういう検索クエリだとSGEが発動し、どういうものだと発動しないのか詳細は分かりませんが、「●●とは?」のような知識を問うようなものは発動しやすいように感じます。逆にSGEが発動されなかったのは、「新宿 ラーメン屋」のような検索クエリです。今までのようにマップが表示されました。また、「コピー用紙」のような検索クエリでも、今までと同じ商品リスト広告(PLA)が表示されました。

 

今後、このSGEがどのように進化するのか、またSEOやリスティング広告にどのような影響があるのかはよく分かりません。

懸念としては、SGEの登場によってGoogleの検索結果画面で用が足りてしまうことでWebサイトのトラフィックが減るのでは?というものがあります。それについて、Google は上記のblog記事で、「責任を持つということは、オープンウェブのエコシステムと連携することでもあります。Googleは、生成AIを検索に組み込む工程においても、トラフィックをウェブサイトに送ることに引き続き注力しています。」と言っています。そもそも、Google検索は、役に立つWebページがあってこそ成り立つものであり、Google検索の収益もそういったWebページのオーナーである企業の広告で成り立っているので、この懸念に関しては大きな問題にはならないと思われます。

 

一方、GoogleはAIが生成する情報の精度を上げていきたいでしょうから、今後のSEOは今まで以上にE-A-Tが重視されていくのではないでしょうか。

 

※E-A-Tは、「Expertise(専門性)」「Authoritativeness (権威性)」「TrustWorthiness (信頼性)」の頭文字をとったものです。

山浦 仁

山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役

大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。

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