PageRankが表示されなくなります
2016.03.14
■GoogleツールバーのPageRank表示が完全に廃止され、数週間以内に表示もされなくなるそうです。
PageRankは、2013年12月に最終更新が止まっていました。
つまり2013年12月時点の数値がずっと表示されていたのですが、それすらも表示されなくなるそうです。
ただし、PageRankの仕組みそのものが無くなる訳ではなく、裏ではしっかりと運用はされていて、ただ表示が無くなるだけのようです。
■PageRankを知らない人のために簡単に解説すると、
一言で言えば、Googleは世の中の全てのページに付けている偏差値みたいなものです。
偏差値と言っても10段階しか無いのですが、重要度が高いページであればあるほど高い数字が出ます。
そして、ご存知の通り、SEOにおいては、被リンク、つまりリンクを自社のサイトに集めた方が有利になりますが、
リンクをもらう時も、ただリンクを集めるよりも、PageRankが高いサイト、つまりGoogleが重要だと認識しているサイトからのリンクの方が評価されます。
■日本で一番有名なサイトと言えば、何と言ってもYahoo! Japanですが、yahoo.co.jp のPageRankは“8”です。
他にも、外務省や首相官邸、アマゾンなどが“8”です。
日本のサイトは、恐らくこの“8”が最高値です。
金融庁や総務省、トヨタや楽天などが“7”。
ホンダ、資生堂、東芝、ソニーなど、上場しているような大手企業が多いのが“6”。
PageRank“5”ぐらいになると、中小企業でも結構あります。
当社の「サイト職人CMS」も“5”の評価をもらっています。
一般的な中小企業のサイトだと2~3ぐらいが多く、ドメインの運用暦が浅いと、0や1になりがちです。
■さて、このPageRankの表示が無くなるということですが、これによって、我々のSEO対策は何が変わるのでしょうか?
内部対策中心のSEO対策を行っている人にとっては、ほとんど影響がありません。
ただ外部対策のSEO対策を熱心に行っている人は、リンク元のPageRankがリンクをもらう際の目安にしている人もいると思うので、そういう人はちょっとやりづらくなると思います。
■これを機に、内部対策中心のSEOの基本をしっかりと抑えておきたいという方は、こちらの教材がオススメです。
PageRankの仕組みについても解説しています。表示はされなくなりますが、仕組み自体が無くなるわけではないので、これを機におさえておきましょう。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。