メルマガ・ブログの原稿を世に初めて送り出す時
昨日、45歳になりました。
子供たちの方が私の誕生日を覚えていてくれて、家族に祝ってもらわなければ、危うく気づかないところでした。
それにしても、ついこの間40代に突入した気がするのですが。。。
歳とともに、時間が本当に貴重なものに感じるようになってきました。
■さて、当社にお問い合わせいただく案件の多くが、デザイン等クリエイティブだけでなく、SEO等の集客に期待して依頼をしてきてくれます。
必然的に、
「SEO対策も考慮してブログで定期的な情報発信をしましょう」
「まずは既存客向けで良いのでメルマガを使って、定期的に接点を持ちましょう」
というような提案をすることが多いです。
私たちに発注したクライアントは、半ば強制的にブログカテゴリがWebサイトの中に出来上がってしまいますから、もうやらざるを得ない。
この強制力はすごく良いことだと思います。
■だって、最初怖いんですよ。自分が書いた文章を不特定多数に発表するのって。
私もメルマガの第1号を出す時そうでした。
「稚拙な文だと思われるんじゃないか」
「同業者から馬鹿にされるんじゃないか」
そんな思いが何度も襲ってきて、原稿を仕上げてメルマガ配信スタンドに配信設定した後も、文面が気になって気になって書き直し&再設定を3回もしてしまいました。
仕事が完璧主義の人ほど、この最初の壁が高いように思います。
でも一度この壁を乗り越えると、もともと完璧主義ですから、
「毎月書かないといけない」
という強制力が今度は自分の中に生まれてちゃんと続けてくれるんですよね。
■文章は書けば書くほど上手になります。
私もこのメルマガの最初の頃の原稿を見返すと「今ならこう直したい」という箇所がいっぱいあります。
でも、それは3年以上書き続けたから見えてくるのだと思うのです。
とにかく最初の壁を超えて、未熟でも良いから世の中に出してみる。
出したら、ボロクソに叩かれるかもしれないし、逆に全然反響が無いかもしれない。
でもそれ自体も世の中に出さないとわからないことです。
よく頭の中だけでやったつもりになっている人がいますが、“知っている”と“実際にやってみた”の間には雲泥の差があります。
■また、このメルマガを読んでいる人は会社や部門の代表者である人が多いので、部下に原稿を依頼することの方が多いのかもしれません。
その場合、部下があげてきた最初の原稿は稚拙かもしれないけど、否定などせず丁寧に対応して欲しいなと思います。
私がWebディレクターとして駆け出しの頃、会うのも怖い先輩ディレクターがいたのですが、企画書やWebサイトの文章を提出した時は、「こんなんじゃ駄目」とか言って全否定されて戻されるということはなく、いつも丁寧に添削された文章が戻ってきました。
しかも、修正された箇所には、なぜそのように文章を変えたか理由も付けて。
これは本当に勉強になりました。
仕事のできる人だったので、当時とても忙しかったんだろうと思いますが、そんな多忙な中、あのような添削をしてくれたことは、今でも本当に感謝しています。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。