ウェブラボ代表の山浦が、
Web担当者・経営者・起業家に向けて配信するコラム

Webを集客に活用したい人のための
Webサイト・マネジメント術

最新のトピックや実務家ならではの身近なちょっとした疑問に回答しています。

SEO依存のデメリット

2019.05.20

SEO依存のデメリット

私は今、2ヶ月後の決算(当社は7月です)と来期の計画に向けて動いています。

 

■今期はいろいろなことがありました。
集客面で言えば、Googleのアルゴリズム変更に翻弄されました。
ここ1年以上、Web制作系のほとんどのビックワードで、検索結果の3位以内に入っていたため、SEO経由だけでお問い合せが捌ききれないという恵まれた状態が続いていました。
ですので、その間、以前は実施していたリスティング広告等、他のマーケティング施策はストップしていたのです。
しかし、今期(昨年8月以降)は順位が下がったり、(何もしてないのに)また上がったりしました。
おかげで、SEOで良い時と悪い時の反響数の違いを身をもって実感することができましたが・・・。

 

■反響が減った時に、すぐにリスティング広告を再開するなどすれば良いのですが、なにせ長い間アカウントを使っていなかったので、管理画面もありこち変わっているし、市場も変化しているので調整が必要な状態だったりします。
まるで、長い間、人が住んでいなかった古家みたいです。
とりあえず住める状態にはするけど、使いながらあちこち調整が必要という感じ。

 

■そんな中で、やっぱり有難かったのは既存のお客様からのお仕事です。
ご転職されたご担当者が新たな職場でまた当社にご発注くださるということもありました。
またご依頼いただけるというのは、以前の仕事をご評価いただけたということなので、涙がでるほど嬉しかったです。

 

 

■それにしても、SEOだけに依存するって、やはり経営的には結構怖いと感じます。
数多くのスモールワードに分散して上位表示できている場合はOKですが、少数の、特にビックワードに依存している場合は注意が必要です。
なぜなら最近は、年に1~2回はGoogleの検索結果に大変動があり、まるでGoogleに生殺与奪権を握られているみたいなるからです。

 

■もう1つSEOがうまく行きすぎることのデメリットと思うことがあります。それは、だんだんと見込み客から反響があることが当たり前のような社内の雰囲気になってきて、その有難みみたいなものが希薄になってきやすいということです。
もちろん、SEOをうまく行かせる為に会社は努力していますよね。
しかし、どうしても広告やテレアポしたり、チラシ撒いたり、説明会を実施したり、展示会に参加したり、そんなことをして得た商談機会の方が社員は有り難みを感じやすいのではないかという気がするのです。

 

 

■いろいろ書きましたけど、SEOはやっぱり必要です。
SEOは、広告費がかかるわけでもなく、商談までの営業コストもほとんどかからないので、SEOが効いてくると経営効率がとても良くなります。
SEO無しというのは、超有効な武器を持たずに、それを持った競合他社と戦うようなものです。
しかし、それだけに依存し過ぎるのではなく、もし駄目になった時のことも考えて、会社の計画を立て、行動することが必要です。
できれば、SEOを含め、最低3つ以上は異なる集客方法を維持したいものです。

山浦 仁

山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役

大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。

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