欲しい結果によってプランニングが変わる
当社ではWeb制作時に必ずするよう、社員にも徹底している質問があります。
それは、「どんな結果が出たら成功と言えますか?」です。
お客さんの予算は聞き忘れても、この質問は絶対に聞きます(^^
例えば、現状の問合せ数が2~3件の会社があったとします。
「リニューアル後に、どんな結果が出たら 成功と言えますか?」
という質問に対して、
「問合せ数を10件に増やしたい」
という回答なのか
「問合せ数を50件に増やしたい」
という回答なのかによってWeb制作のプランニングが変わります。
必然的に必要な予算も変わってきます。
在庫のいらないe-ラーニング等の業種や大手企業のサイトのような、反響数を目的としないWebサイトの場合は別なのですが、中小企業の場合は、キャパシティがありますからね。
必要な反響数は、その会社の業種や規模によって変わってきますが、経営者であれば大体の人が回答できます。
Webサイトの反響率には目安がありますから、欲しい反響数が分かると、逆算することで、どの辺のキーワード市場に対してどの位のリーチ数が必要かが何となく導き出せます。
「できるだけたくさん」というような形で風呂敷を広げると、無茶なキーワード市場を攻めに行ったり、運用が回しきれなくなり結果を出せなくなる可能性が高くなります。
逆に、必要な反響数から逆算してアプローチしていくと、結構高い確率で無理なく結果を出せます。
Webサイトをリニューアルしたいなと思ったら、ご自分にこの質問をしてみてください。
「どんな結果が出たら成功と言えますか?」
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。