今月初旬に実施されたGoogleコアアップデートと対策
2020.05.18
今月(2020年5月)の1週目にGoogleの検索エンジンで大規模なアップデートがありました。Googleによると、主に検索キーワードとコンテンツの関連性についてのアップデートとのことです。
もし御社も影響を受けたのであれば、こういうときはまずは冷静になあることが大事です。大きなアップデートの後は、しばらくは乱高下があります。
だから、落ちたからといって、慌ててやみくもに手を入れたりしないことです。
実際に、当社も昨夏のアップデートの際、一旦ガタッと下がってから、通常のブログ更新以外、何も変更をしていないのに、また順位が戻ったという経験があります。
ただし、アップデートからおよそ2週間が経つので、もし下がったままなのであれば、そろそろ分析し、手を打っていきたい頃です。
■今回のアップデートは、いろんなジャンルで広範に変動がありましたが、調べてみると、コロナ禍の影響もあったのか、特にE-A-Tが重要なYMYLに関するキーワードにおいて変動が大きかったようです。
E-A-TとYMYLは、このメルマガでも何度か登場していますが、おさらいしておくと、、、
E-A-Tは、
Expertise(専門性)
Authoritativeness (権威性)
TrustWorthiness (信頼性)
の頭文字をとったものです。
YMYLは“Your Money or Your Life”の頭文字をとったもので、医療や健康、美容、金融など、人の命や人生に関わるジャンルのことです。
■E-A-Tに関しては、YMYL以外のジャンルでも重視されてきています。
今回のアップデートでも影響があったと思われます。
E-A-Tの評価を高めていくためには、検索キーワードについて、深く掘り下げてコンテンツを作っていくこと、そのテーマについて、普段から情報発信していくことが大事です。
狙っているキーワードで、今現状、上位に出ているページはどんなページ・Webサイトでしょうか?
キーワードによっては、まとめサイトが多く表示されるようになったとか、傾向があります。どんな傾向があるか、上位に表示されているページ・Webサイトをよく観察してみましょう。
- どんな文章の流れ?
- おおよその文字数は?
- どんな画像を使っている?
- 著者はどんな人?
- どのぐらいの頻度で更新されている?
- 関連するページはどのぐらいある?
- ユーザビリティは?(特にスマホ) etc
観察することで、どんなコンテンツをGoogleが評価しているのかが段々わかってくるはずです。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。