検索結果における順位毎のクリック数
2016.10.13
一昨日、検索キーワードの月間検索数がわかる「aramakijake」というサイトを紹介しました。
それに対して、ご質問をいただきました。
aramakijakeでは、月間検索数の下に順位毎のアクセス予測数が表示されますが、その数値に違和感を覚えます。
私の感覚としては、2位以下の数値が小さ過ぎるように思えますが、山浦さんは、どの様にお考えでしょうか?
鋭いご質問ありがとうございました。
例えば、「ホームページ制作」というキーワードをaramakijakeで調べると、次のようになります。
月間推定検索数 7290( 便宜上、Googleのみ表示します )
アクセス予測数
1位 3,084
2位 869
3位 615
4位 440
5位 354
6位 291
7位 246
8位 217
9位 206
10位 217
11位 48
12位 41
これは、1位に表示されると、3,084くらいの人がクリックし、サイトに訪問してくれますよという数字です。
2位、3位と順位が下がっていくにつれて、クリック数も減ります。
■確かに、ちょっと1位と2位が開きすぎなんですよね。
2位以下が少ないともとれるし、1位がクリック率42%以上というのはちょっと多すぎます。
どのキーワードを調べても、大体こんな感じの数値が出てきます。
■一般的には次のように言われています。
1位のクリック率は、そのキーワードの検索数の20〜30%、
2位が1位に0.7掛けぐらい
3位が2位の0.7掛けぐらいという感じで順次減っていき、2ページ目になると、極端に減るというイメージです。
例えば、そのキーワードの検索数が1000件だとすると、
1位は200 ← 1000 × 0.2
2位は140 ← 200 × 0.7
3位は98 ← 140 × 0.7
4位は68 ← 98 × 0.7
5位は48 ← 68 × 0.7
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こんなイメージです。
この一般的な数値は頭に入れておくと良いと思います。
もちろんこの数値はキーワードによって異なります。
自然検索の結果の上に、広告が多ければ恐らく1位のクリック率は下がるし、1位のサイトで十分な情報が得られれば、2位以降のサイトのクリック率はもっと下がるかもしれません。
■aramakijakeは、gooleから情報提供を受けている訳ではなく、多数のサイトのアクセス解析の数値を元にしているようなので、あくまで目安程度として参考にされると良いと思います。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。