詰めの甘さが致命傷
先日、当社のWebサイトからいただいた相談をシェアします。
もしあなたのWebサイトが、
情報も充実している・・・
デザインも悪くない・・・
アクセス数もそこそこある・・・
なのに、全然反響が無い!
という状態なのであれば、参考になると思います。
■相談主は、郊外の工務店さん。
頑張っているけど、全然反響が無いと言うのです。
そこで、サイトを見てみました。
確かに、パッと見てそんなに悪くない。
事例はちゃんとあるし、お客様の声もある。
社長も頑張ってブログを更新しています。
デザインも一般的な企業サイトぐらいのクオリティはあります。
■そもそもアクセスが少ないのかな?と思い、アクセス解析を見ると、やっぱりそんなに多くない。
でも地方なので、この程度だと言えばこの程度。
伸ばせる余地は確かにあるけど、もう少し反響があっても良いのでは!?と思うぐらいはアクセスはあります。
■もう一度、サイトをチェックした時ピンと来ました。
結論から言うと、
最後のサイトの出口である反響装置の部分、つまり資料請求、お問合せのページが非常に雑なのです。
サイトの中では、資料請求とお問合せのボタンが全ページに設置してあります。
でも、そこをクリックした先は、いきなりフォームなのです。
資料の説明が全然無い。
お問合せのページも、営業時間や「○営業日内に必ず連絡します」と言った補足説明も全く書いてない。
■結構こういうサイト多いです。
どんな役立つ資料がもらえるのか、お問合せしたら、きちんと対応してくれるのかそういった説明が無いのです。
また、お客さんがITリテラシーの低い人が多いのならば、電話番号の掲載も必須です。
電話番号などは、基本的に全ページに目立つように置いた方が良い。
スマホで見たときには、「電話をかける」ボタンが表示されるようにもしたい。
■大掛かりなサイトリニューアルをしなくても、このような少しの改善をするだけで、反響が出るようになることがあります。
いきなり大手術するのではなくてまずは悪いところはどこなのか考えてみましょう。
いきなり大手術しようとする制作会社やコンサルタントには注意が必要です。
最終的に手術した方が良いという判断になるかもしれないですが、まず最初は悪いところを診るところからです。
せっかくこれまで数年間、Webサイトを運営してきたのですから、そこで得られるデータや経験を活かしてください。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。