ウェブラボ代表の山浦が、
Web担当者・経営者・起業家に向けて配信するコラム

Webを集客に活用したい人のための
Webサイト・マネジメント術

最新のトピックや実務家ならではの身近なちょっとした疑問に回答しています。

サイトリニューアルの大半はCV・CVR改善に効果なし!?

2019.08.19

お盆休み前に、たまたま下記のような記事を見つけました。

 

「サイトリニューアルの大半はCV・CVR改善に効果なし」
衝撃的な調査結果が明らかに
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/1199884.html

  • サイトリニューアルの前後でCV(コンバージョン)数とCVR(コンバージョン率)のいずれかが上昇したサイトは3割、いずれも上昇しなかったサイトは7割
  • サイトリニューアルをデザインなどの「表層的変更」と新規コンテンツ配置などの「構造的変更」に分類したとき、前者ではCV・CVR改善の効果はほとんど見られない

 

■調査の母数が少ないことと、リニューアル前後の31日間に限定した比較なので、SEO等の効果が出るのに数週間から数ヶ月かかることを考えると、もう少し良い結果になると思いますが、サイトリニューアルが必ず成功するものではないという点は間違いありません。

 

良くなる要因を作れなければ、良くなる訳がありません。
この記事で言う「表層的変更」がどのようなものかわかりませんが、サイト構造やページ構成がほとんど同じでデザインだけ変更した場合、元のデザインが相当ポンコツな場合以外は成果がでるわけ無く、そんなリニューアルは当事者の自己満足に過ぎないのです。

 

 

■良くなる要因を作るというのは、アクセス数を増やすためにSEO対策を施したり、直帰率を下げるためにコピーを変更したり、離脱を下げてコンバージョンを上げるために動線を整備したりといったことです。

 

逆に悪くなる要因というのもあります。今まで集客できていたページを削除や移動してしまったり、上手く流れていた動線を断ち切ってしまったりといったことです。

 

 

■いずれにしても、Webサイトをリニューアルする前に、しっかりとアクセス解析を使って、現状分析をすることが大前提になります。
Web制作者としては、今、全く成果が出ていない、これ以上悪くなりようがないWebサイトのリニューアルの方が実は気が楽なのです。

 

逆に、今現在それなりの成果が出ているWebサイトは、下手なリニューアルをすることで今より悪くなることも十分ありえるので、悪くなる要因を作らないように注意しながらリニューアルしていく必要があります。

山浦 仁

山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役

大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。

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