ウェブラボ代表の山浦が、
Web担当者・経営者・起業家に向けて配信するコラム

Webを集客に活用したい人のための
Webサイト・マネジメント術

最新のトピックや実務家ならではの身近なちょっとした疑問に回答しています。

御社のサイトに“間(ま)”はありますか?

2016.03.18

本編の前に、SEO講座について「私にも役立ちますか?」と先週・今週と同じお問合せがありました。

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■さて、実は私、30歳まで、結構本格的にバンドをやっていました。

ですので、昔はよくタワーレコードなどのCDショップで、平気で2~3時間、視聴したり音楽雑誌を立ち読みしたりしていました。

結局、音楽よりもWebの方が多くの人のお役に立てるということが30歳になってやっと理解できまして、バンドを辞めてWeb一本に絞り今に至ります。

ということで、自宅にはCDやら何やらが今でも山積みになっています。(これでも結構処分したんですけどね)

そんな私のCDラックには、ブルースやジャズ、ソウルといったブラック系の音楽が多いです。

理由は、ブラック系の音楽にある“間(ま)”が好きだからです。

■最近づくづく感じるのはデザインも“間”が大事だということです。

特に、スマホの登場以降、デザインのトレンドが明らかに変わりより“間”の重要度が増しました。

スマホ登場前までは、グラデーションやエンボス(凹凸の表現)を緻密に作りこんでいくのが主流でした。

そういったデザインが、いかにもデザイナーが作ったデザインという感じで、クライアントにウケました。

今のようなフラットなシンプルなデザインを出すと、

「手抜きに見える」

とか

「ちょっと寂しくない!?」

と言われたものです。

それが今では、「メトロデザイン」と言われるフラットでシンプルなデザインが主流です。

なぜかと言うと、その方がスマホで綺麗に見えるからです。

以前のような、エンボス感満載のデザインは、スマホで見ると古臭く見えます。

■さて、そんなフラット&シンプルなデザインにおいては、各要素間の“間”、つまりスペースの空け方が非常に大事になってきます。

区切り線のような装飾要素が少ない分、“間”を十分にとらないと、ゴチャゴチャして見え、一気に読む気がなくなります。

しかし、空けすぎても“間延び”したデザインになってしまいます。

■特に最近は、SEOを考慮してトップページなども文字数が増えていく傾向にあります。

なおさら、増加していく情報を見ているユーザーにストレスを与えずにどうやってスッキリして見せるかが大事になります。

その際に、ポイントになるのが“間”です。

絶妙な“間”が、読み手のリズムを良くします。

音楽もデザインも漫才も“間”が大事。

御社のサイトには、十分な“間”がありますか?

山浦 仁

山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役

大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。

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