ウェブラボ代表の山浦が、
Web担当者・経営者・起業家に向けて配信するコラム

Webを集客に活用したい人のための
Webサイト・マネジメント術

最新のトピックや実務家ならではの身近なちょっとした疑問に回答しています。

スマホファーストと注意点

2016.05.17

質問当社はレスポンシブWebデザインでスマホ対応しています。(以前、山浦さんもレスポンシブを推奨していたと思います)
レスポンシブWebデザインの場合、スマホだけPCと内容を異なるものにするのが難しくなるので、どちらかに合わせなければならないですよね?
その場合は、どちらに合わせるべきなのでしょうか?

回答回答としては、基本的には自社サイトにアクセスしてくるユーザーの大部分がPCユーザーという場合を除き、“スマホファースト”で考えるべきです。

私は仕事柄、あちこちの勉強会などに参加する機会がありますが、どこへ行っても“スマホファースト”つまり、PCよりもスマホを優先してプランニングするのが主流です。
逆に“PCメインでスマホはおまけ”という考えを今はほとんど聞きません。
これはスマホとPCのネット利用率の推移を考えれば当たり前なのです。
スマホでのネット利用率は、PCを超えましたし、これからもどんどん伸びていきそうです。

スマホ対応する際は、当社では、LPを除き、ほぼ100%、レスポンシブWebデザインで実装します。
レスポンシブにするメリットは3つあります。

  1. 管理やメンテナンスがやりやすい
    更新をする時、恐らくPCを使って更新作業をしますが、そうするとスマホ用の画面の更新を忘れがち
    レスポンシブにすることで間違いが起きにくい。
  2. SEO面でもメリットがある
    URLが1つになるので、リンクやSNSのシェアをしてもらいやすい。
  3. Googleが推奨しているから

さて、レスポンシブで実装する場合、基本は“スマホファースト”なのですが、1点、注意しなければならないことがあります。
それは”SEO”についてです。
SEOでは、PC・スマホに関わらず情報が充実しているサイトが優位で、ページ単位で見ても、文字数が多いページが上位表示される傾向があります。
ですから、いくらスマホユーザーを考慮すると言っても、SEOで上位表示したいページは表示速度が遅くならない程度にはそれなりの文字ボリュームが欲しいです。
つまり、情報量を確保しながらもスマホでも見やすい、ストレスにならないという状態が理想ということになります。

情報量を確保しながらスマホのストレスを軽減するには、昨日メルマガで書いたような配慮、つまり、見出しを小まめに入れたり、太字や箇条書きを入れて、拾い読みしやすくしてあげる、画像やHTMLソースをできるだけ軽くしてあげるなどが必要になってきます。

ただし、ランディングページ(LP)は、レスポンシブにせず、PCとスマホの画面を振り分けて、それぞれの画面で最大限の表現をすることも多いです。
更新のしやすさやGoogleが推奨してといったレスポンシブのメリットはほとんど関係ないですからね。
それよりはコンバージョン率を高めることが優先だからです。

長くなりそうなのでまとめると、私はいつも次のようにプランニングします。

  • 基本的にレスポンシブWebデザインで作り、スマホファーストで最適化する
  • ただし、LPはレスポンシブにせずPCとスマホでページを分けしっかりスマホ対応する
  • レスポンシブのページについては基本的にスマホファーストだがSEOで上位表示したいページはしっかりと情報量もキープしつつスマホでのユーザビリティを確保する

*   *   *

今日は少し専門的内容でした。
もしご不明点なればお気軽にご質問ください。

山浦 仁

山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役

大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。

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