“色”の持つ意味
2016.05.13
GW前に、うちの社員がブログにこんな記事をアップしてくれました。
『2016年の流行色は何色?米PANTONE社が発表!今年は異例の2色!』
https://www.weblab.co.jp/blog/staff/other/12608.html
2016年の流行色は、「ローズクウォーツ」と「セレニティー」という、薄ピンクと薄ブルーだそうです。
私は全然ピンと来ないのですが、本当なんでしょうか?(^^;
だから、御社のサイトもこの色にしましょうという話ではなくて色の選択の話です。
■色にはイメージがあります。
例えば、一般的によく知られているのは紺なら“誠実”、赤なら“情熱的”、オレンジなら“元気” etc
でもこれらは、あくまで表のイメージ。
色には必ず裏のイメージもあります。
紺なら“冷酷”、赤なら“攻撃的”、オレンジなら“チープ” etc
色を選択する際は、この裏のイメージにも目を配る必要があります。
■また、色は使い方によって表情が変わります。
例えば、ワンポイントで濃紺を使うのと、サイトの背景全体に濃紺を敷くのでは、印象が全く異なります。
また、同じ濃紺を使っていても、例えば反対色であるオレンジや赤を差し色として使っても、印象が異なってきます。
さらに、同じ紺でも、濃紺と淡紺では全然印象が違います。
ですから、色の使い方によって、色が持つ裏のイメージを弱めることもできます。
■このように色の世界は結構奥が深いです。
プロのデザイナーでも、センスの良いデザイナーとイマイチなデザイナーの差は、色のチョイスや使い方にあったりします。
あなたは、デザイナーにデザインを発注したけど、あがってきたデザインが「何だかちょっとイマイチだな」と感じたとき、何がイマイチなのか具体的にフィードバックできない時ってありませんか?
こういう時、感じたことを大事にしなければなりません。
(特に経営者の直感は大事です)
なぜそう感じるのか言葉にしてみてください。
その時、色には裏のイメージもあるということを思い出してみてください。
「オレンジ 色 意味」などと検索してみれば、色の持つ表と裏のイメージが出てきます。
あなたの直感を裏づけてくれるかもしれません。
色彩は、それ自体が、何かを表現している。
(ゴッホ)
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。