Webサイトの文章は読まれているのではなく、〇〇されている
先日Googleのヘルプ文書を読む必要があって、そのページを出力し、スタバで耳栓しながら読んでいました。
私はきちんと読み込みたいWebの文章は、出力して読む癖があります。
でも、そんな人は、今どき珍しいのかもしれません。今は、タブレットやスマホで読んでいる人がほとんどです。すごいなぁと思います(^^;
私なんかは、それなりにボリュームのある文章になると、PCはもちろんタブレットやスマホではすぐ疲れてしまい最後まできちんと読めません。
見出しや太字部分、図表や箇条書きになっているところを流し読みして終わりです。
あなたはどうですか?
全部きちんと読んでいますか?
それとも、私と同じように“流し読み派”ですか?
■きちんとした調査資料を見たことはないですが、実は“流し読み派”が圧倒的に多いのではないかと思います。
もしそうなのであれば、長い文章をダラダラ書くのではなく、見出しと太字部分、図表や箇条書きになっている部分を流し読みしただけで意味がわかるように次のような点に注意しなければなりません。
・見出しをまめに入れる
・重要部分は太字にする
・図表や箇条書きを使う
■また、ユーザビリティ的には、次の3点は避けた方が良いと言われています。
・文字が小さい
・背景と文字のコントラストが弱い (文字の色が薄い)
・濃い色の背景に白抜き文字
スマホで読む人が多いサイトなら、1つのパラグラフを短くするという点も重要です。PCで5行ぐらいの文章が、スマホだと15行ぐらいになったりするからです。
■最後に、Web制作業界でよく言われる言葉を紹介します。
この視点で、もう一度自社のサイトを見直してみてください。
Webサイトは読まれていない。
見られている。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。