ウェブラボ代表の山浦が、
Web担当者・経営者・起業家に向けて配信するコラム

Webを集客に活用したい人のための
Webサイト・マネジメント術

最新のトピックや実務家ならではの身近なちょっとした疑問に回答しています。

マーケットが変われば◯◯も変わる

2017.08.31

昨日、大阪堂島にある関西オフィスに行ってきました。

 

関西オフィスを立ち上げて1年半以上経ちますが、全部、責任者の小沢君に任せていたので、今回初めての訪問だったのです。

 

大阪を拠点にしている私のお客さんが、先日当社のサイト職人でWebサイトのリニューアルしたのですが、使い方のレクチャやマニュアルの引き渡しを大阪でやりたいということで、便乗して私も大阪に行くことにしました。

 

関西オフィスはレンタルオフィスを利用しているのですが、堂島川のほとりにあり、カフェのようなラウンジもあり、飲み物も飲み放題、ちょっと恵まれすぎな環境でした。

 

「ここから脱出したい」と思うような環境の方が良かったんじゃないかと(笑

 

やはり現場を見て分かることってありますね。

 

午前中は、お客様とのお打ち合わせ、午後はラウンジでコーヒーを飲みながら小沢君と今後の新製品や関西オフィスのマーケティングに関する打ち合わせをしました。

 

 

■その中で、小沢君から価格帯を上げていきたいという話がありました。

 

価格帯が上がれば、マーケットが変わります。

 

Web制作だと、受注金額に応じて何となく、下記のような5段階の層に分かれます。

 

・〜2000万円
・〜500万円
・〜150万円
・〜50万円
・10万円以下

 

どのマーケットが良いか悪いかという話ではなく、マーケットが変われば、当然に必要なマーケティングも変わります。

 

広告などの露出場所も方法も変わるし、訴求ポイントやデザイン、写真や言葉遣いも変わります。

 

 

■例えば、訴求ポイントに関して言うと、

 

ロークラスが対象の時は、価格とそれに伴う機能性や利便性が主な訴求ポイントになる場合が多く、対して、ハイクラスが対象の時は、組織力や実績・ノウハウといった信頼性の方が重要になります。

 

リーズナブルであることは大切ですが間違っても価格訴求はしません。

 

それに合わせて、デザインもかなりクオリティを上げていく必要があります。

 

 

■マーケットを変えたい時は、マーケティングだけでなく、売る側の意識も変えていかなければなりません。

 

もし対象マーケットをハイクラスにするなら、価格に見合ったサービス体系、価格に見合ったホスピタリティを身につけるのは当たり前。

 

それだけでなく、Webサイトやパンフレットの表現は変わったけど、営業に来た人がみすぼらしかったり、品がないのはNGなので、それこそ、自身の身だしなみや立ち振舞から変えていく必要があります。

 

そのためには、身銭を切って、高級なスーツを仕立ててみる、高級なホテルに泊まってみる、そういうことも大事です。

 

自分がそういうサービスを受けて感じたことがなければ、それがどういうものか分からないですからね。

山浦 仁

山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役

大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。

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