ウェブラボ代表の山浦が、
Web担当者・経営者・起業家に向けて配信するコラム

Webを集客に活用したい人のための
Webサイト・マネジメント術

最新のトピックや実務家ならではの身近なちょっとした疑問に回答しています。

日本の中小企業の半分は売上○○円以下

2020.03.02

日本の中小企業の半分は売上○○円以下

■あなたは日本に今、いくつの企業があるかご存知ですか?

 

さらに、その中で、御社の規模はどのぐらいに位置しているでしょうか?

 

そして、御社がもしB2Bのビジネスをしているなら、御社がターゲットとする規模の企業は日本にどのぐらいあるか把握していますか?



自分で質問しておきながら、私は答えられませんでした。
なんでそんなことが気になったかというと、今、いろいろと自社のマーケティングを見直したりしていまして、当社はどの位の規模の企業を意識してマーケティングしていくべきなのか考えているからです。
ターゲットが変わればメッセージも変わってきますから。

 

■できるだけ新しい数字で、かつ分かりやすい情報が無いか探したら、2019年版の中小企業白書に行きつきました。
といっても、この資料で使われている数字は2016年のものなので、少し古いですが・・・

 

PDF版はこちら↓です。
2019年版中小企業白書
(全部で553頁あります ^^;)

 

 

■まず、規模別の企業数です。
PDFの18頁にが載っています。

 

規模別の企業数

2016年の企業数は359.9万社なので、およそ360万社だそうです。
うち、0.3%にあたる1.1万社が大企業。つまり全体の99.7%は中小企業です。

 

中規模企業が14.8%にあたる53万社。従業員5人以下(製造業は20人以下)の小規模企業は84.9%の304.8万社です。
こうしてみると、中小企業とひとくくりにされていますが、圧倒的に小規模事業者が多いということが分かります。

 

■さらに、P34(PDF52頁)に中小企業の売上高の分布ブラフがあります。

 

中小企業の売上高分布

売上高3~4千万の企業が最も多く、中央値は9926万です。
つまり、中小企業のうち、半分強は売上高が1億以下ということです。
売上高10億円を超えるのは全体の9%弱しかありません。

 

もし御社がB2Bのビジネスをしているならば、このぐらいまでの数字はなんとなく頭に入れておくと良いかと思います。

 

 

■ちなみに、2014年に382万社あった企業数は、2016年までの2年間で6.1%減っています。

 

 

特に小規模企業の減少が顕著です(P25)

 

規模別企業数の推移

業種別だとこちらです(P26)

 

業種別企業数の推移

企業数が減っている理由に関する統計データは見つけられなかったのですが、2017年版 中小企業白書には、休廃業・解散企業の半分近くは黒字で、事業承継の問題ではないかと書かれています。
中小企業の動向(2017年版中小企業白書)

 

 

■上記のデータは2016年のものですが、もう4年前です。
そのころから、採用をはじめとして経営環境は大きく変わっている気がするので、そろそろ最新のデータが欲しいところです。

 

今年の中小企業白書を待ちたいと思います。

山浦 仁

山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役

大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。

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