ウェブラボ代表の山浦が、
Web担当者・経営者・起業家に向けて配信するコラム

Webを集客に活用したい人のための
Webサイト・マネジメント術

最新のトピックや実務家ならではの身近なちょっとした疑問に回答しています。

強い会社は指名検索のボリュームが多い

2023.11.14

この仕事を通じて、いろいろな企業のWebサイトを見る機会がありますが、自社に自信を持っている、強い企業の特徴として、指名検索ワードの検索ボリュームが多いということがあげられます。そういう企業と仕事をすると、窓口のWeb担当者から「SEOなどはあまり気にしていません。自社名できちんと1番目に出れば良いです。」と言われたりします。そういう企業の名前が、どのぐらい月間検索ボリュームがあるのかを調べてみると、1万件を超えていたりします。

 

指名検索とその重要性

指名検索ワードとは、その企業の名前やブランド名、製品名のことです。当社を例にすると、「ウェブラボ」や「サイト職人」は当社にとっては指名検索ワード、「Web制作会社」は一般検索ワードです。
指名検索ワードの検索ボリュームが多い企業は、Web広告だけでなく、メーカーであればTVや新聞・雑誌広告をしたり、各種メディアで紹介されたり、ビジネス書の出版や地道なセミナー活動、展示会への参加等、さまざまな活動を通じて知名度を上げています。その結果、最終的に指名検索の検索ボリュームが多くなります。

 

指名検索が多いことの何が強いのかというと、そこにはほとんど比較検討が存在しないからです。
例えば、私はスマホの購入を検討中ですが、色や容量を迷いつつもiPhone一択です。iPhoneのようなデザインで、機能も遜色なくて、値段も全然安いスマホはたくさん存在しますが、どんなに円安で価格が高くてもiPhoneが欲しいのです。

 

CPAの違い

検索広告を実施している企業ならよくわかると思いますが、指名検索と一般検索では、CPA(コンバージョン単価)が全く違います。指名検索ならCPAが1,000円ぐらいなのに、一般検索ではCPAが50,000円以上かかるなんてことはザラです。指名検索でのコンバージョンというのは、あくまでさまざまな企業活動を通じて、自社名やサービス名・ブランド名を知名度を上げてきた結果なのです。

 

Web広告において、指名検索ワードだけに集中している企業が多いです。広告運用代行会社にとっても、クライアントに見栄えの良い報告書を作りたいというのもあります。Web広告以外で指名検索ワードの検索ボリュームが増えるような活動をしているのであれば良いのですが、そうでない場合は、これは短期的な成果にはつながっているように見えるかもしれませんが、刈り取りしかしていないということであり、いずれは指名検索数が徐々に切り下がっていき、ジリ貧になってしまいます。

 

指名検索ボリュームを増やすために

どうしたら、自社の指名検索ワードを検索ボリュームを増やしていくことができるのでしょうか。検索広告やコンテンツ広告、SNS広告といったWeb広告やSEOももちろんですが、リアルの販促活動や広告などを組み合わせていくことも検討しましょう。特に検索広告やSEOは、今はどの業界でも過熱気味だったりします。Webに注力していると、Webだけで何とかしようとして視野狭窄に陥りがちですが、視野を広くもちましょう。

山浦 仁

山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役

大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。

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