サイトの成長段階
2016.06.08
サイトのご相談を受けていて、最近気づいたことがあります。
それは何かというと、私は頭の中で無意識に、そのサイトが今どの成長段階にいるかをプロットし、次はどこを目指すべきかを考えている、ということです。
私の頭の中にあるイメージは次のような感じです。
▼黎明期
コンテンツが会社案内程度しか無く、自社名でしか検索されない状態。
↓
↓ 次の段階に行くには
↓ 自社の強みや営業資産といった
↓ コンテンツ発掘し
↓ ベースとなるサイトをしっかり作る
↓
▼成長期
地域の中では上位に入る良いサイトで、地域名を含んだ複合ワードでトップページが検索されるようになる。
アクセスの半分以上がトップページ。
↓
↓ 次の段階に行くには
↓ サイトと組織の両面において
↓ アウトプットの仕組みを
↓ 作ることがポイント
↓
▼発展期
事例やブログ記事を増やしていくことで様々なキーワードで下層ページに直接のアクセスが増えてくる。
マルチエントランスの状態ができてくる。
リスティング広告なども積極的に併用し、更なる飛躍を目指す段階。
↓
↓ 次の段階に行くには
↓ アウトプットのスピードを
↓ 加速していくことがポイント
↓
▼成熟期
コンテンツの充実度、ネット上での知名度双方で業界の中でも一目置かれるサイト。
ビックワードでも上位表示されるようになる。
■もちろん、サイトの種類や業種によっては、この成長段階に当てはまらないものもありますよ。
ただ、大事なのは泳げない人にバタフライを教えてはいけないし、泳げない人がバタ足やクロールを飛び越えてバタフライに行こうとすると挫折して、これ以上泳ごうという気持ちが失われてしまうかもしれないので注意が必要だということです。
焦る必要はありません。
むしろ、きちんと順序を踏んだほうが無理なく早く理想に近づけます。
ヘンリー・フォードもこんなことを言っています。
努力が効果をあらわすまでには時間がかかる。
多くの人はそれまでに飽き、迷い、挫折する。
(ヘンリー・フォード)
根気良く取り組んでください。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。