バンドワゴン効果
2016.05.18
■先月、渋谷に行ったついでに久しぶりに「山頭火」というラーメン屋に行って、山頭火定番の塩ラーメンを食べてきました。
昔、恵比寿にも店舗があって、私が会社員時代に勤めていた会社のビルの横にあったので、よく食べていました。
この店は塩ラーメンが有名でその日は私も塩ラーメンを食べたのですが、実は昔は味噌ラーメンが好きだったのです。
それを友人に話したら
「えーーっ!信じられん!山頭火と言えば塩でしょ」
と言われて、それから塩の方が美味しいような気がして、塩を食べるようになりました。
これ、「バンドワゴン効果」と言います。
「同調圧力」とも言います。
良く言えば「流行に乗る」
悪く言えば「周りに流される」
ということです。
■お昼時、行列のラーメン屋さんの方が閑散としたラーメン屋さんよりも美味しいそうだと思うのもバンドワゴン効果です。
だから、飲食店では、あえて客席を減らして行列をつくるお店もあるようです。
ヒット曲とかもそうですね。
もちろん良い曲であるのが前提ですが、一定期間の間にラジオやテレビで集中露出させることで、意図的に作られるという側面がかなりあります。
■私の周りにも、売るのが上手い人がいますが、彼らを見ていると、このバンドワゴン効果を作り出すのが上手だなと感じます。
“みんな買っている感”の演出。
お客様の声や実績の見せ方も上手いし、キャンペーンなどを利用して紹介などの口コミや広告なども一定期間に集中して起こさせるので、傍から見ていると、軽いブームが起こっているように見えます。
これは絶対に計画的にやらないとできないと思うのです。
御社では、バンドワゴン効果を利用して何かできることはありませんか?
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。