新規客が“できるだけ欲しい”なんて思ってないですか?
2019.09.11
当社は、クライアントのサイトをプランニングする前に、必ずクライアントに
「どんな結果が出たら、このプロジェクトは成功と言えますか?」と質問しています。
その時に、こんな風に回答されるクライアントがいます。
「そりゃ、“できるだけ”コンバージョン問合せを増やしたいよ」
はい。とっても正しいです。
私も同じ質問されたら同じ回答をしてしまうかもしれません。
■でも、よく考えてみて下さい。
本当に、お客さんが来た分だけ仕事をこなせるでしょうか?
今の会社のキャパ(それは人かもしれないし、仕入れや場所かもしれない)は無尽蔵ですか?
恐らく、違いますよね?
例えば、年間、このくらいのお客さんを獲れれば良いという数字があると思うのです。
■本当にWebサイトを会社の集客の中心にしたいのであれば、Webサイト経由でどの位の反響がとれれば良いか、目標数字を作っておく必要があります。
なぜなら、今の売上げを30%増やせばOK!なのか、それとも3倍にしたいのかで、プランニングが変わるからです。
■もし30%増やせばOK!なのであれば、Webサイトの回遊率改善とSEO対策の強化だけで、十分達成できるかもしれません。
しかし、例えば、年内に3倍にしたいというような場合は、SEOだけではそもそも達成は難しく、積極的にリスティング広告なども活用していかなければ達成は難しいかもしれません。
■Webの場合は、最終的に得たい目標から逆算することができます。
例えば、↓こんな感じです。
月に10件成約したい
↓
↓成約率20%なら
↓
月に50件の問合せが必要
↓
↓コンバージョン率1%なら
↓
月に5,000件アクセスが必要
この5,000件が、今の改善の延長線上にあるのか、それとも今までチャレンジしたことがない集客手段なども視野にいれないといけないか現状のアクセス状況などを見ればきっと分かるはずです。
欲しい成果のために適切な種をまいた人にだけ恵比寿様は微笑んでくれるようです。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。