ウェブラボ代表の山浦が、
Web担当者・経営者・起業家に向けて配信するコラム

Webを集客に活用したい人のための
Webサイト・マネジメント術

最新のトピックや実務家ならではの身近なちょっとした疑問に回答しています。

スマートフォンでのアクセス率

2013.03.25

スマートフォン最適化

質問スマートフォンでのアクセス率が急上昇しているということをよく聞きますが、一般的にスマートフォンでのアクセス率はどの程度のなのでしょうか?
そして、何%ぐらいあったら、スマートフォン最適化をするべきでしょうか?

スマートフォンのアクセス率は、扱っているサービスや広告展開の有無などによって異なります。一般的な数値というものがあまり出回っていないので、当社のクライアントのサイトを100サイト程度調べてみました。調査母数が少ないので、あくまで目安ということで、自社のアクセスログを見る際の参考にしてください。

まず、Webサイトのターゲットが「B2C」か「B2B」かで分けて数値を出してみました。
結果、スマートフォンのアクセス率の平均値は以下の通りになりました。

B2C B2B
29.3% 14.8%

B2Cは幅が広く、下は12.5%、上は55.5%でした。
特にECサイトを中心に50%を超えるものがいくつか見受けられました。
スクール・通信教育が30〜41%、飲食やホテル・整体などの店舗系ビジネスも22〜42%と高めでした。

B2Bの方は、20%を超えるものもありましたが、10〜15%前後のものが多かったです。
ビジネス向けの製造業などではほとんどが5%前後でした。
逆にB2Bの中でも士業や人材業等のサービス業は30%近いものもいくつか見受けられました。

google analyticsで、スマートフォンのアクセス率を調べるには、下記の手順で確認できます。

(1)「ブラウザとOS」画面の(2)「オペレーティングシステム」を選択し、iOSとAndroidの訪問数を確認する。 (iOS+Androidの訪問数)÷全体の訪問数×100=スマートフォンのアクセス率

何%を超えたらスマートフォン最適化をするべきかという質問に対して、明確に何%とは言えません。
一応、スマートフォンでもPC用のWebサイトは閲覧できます。
もし、スマートフォンでのアクセス率が50%を超えているのであれば、PCと同等に力を入れる必要があるという意見に異論はないと思いますが、20%程度の場合、どうするか迷うかもしれません。

先日Yahoo!からいただいた資料では、スマートフォン最適化を実施した企業の65%以上で、Webサイト上でのコンバージョン(購入や資料請求)や、ユーザーの滞在時間が増えたといった成果が出ているとありました(転載不可なので掲載できず申し訳ありません)。
今後、スマートフォン最適化されたWebサイトが増えれば増えるほど、この傾向は強くなっていくと思います。

競合他社が対応済だったり、スマートフォンユーザーに対してもリスティング広告などを展開する予定があるなど、状況に応じてスマートフォン最適化を検討してみてください。

山浦 仁

山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役

大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。

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