ウェブラボ代表の山浦が、
Web担当者・経営者・起業家に向けて配信するコラム

Webを集客に活用したい人のための
Webサイト・マネジメント術

最新のトピックや実務家ならではの身近なちょっとした疑問に回答しています。

最も早く簡単に売上があがる方法

2016.01.18

当社には、集客について、多くのご相談が寄せられます。

当社は“成果の出るWeb制作”を掲げているので、相談内容は顧客獲得や売上増加に関するものが当然多いです。

相談の場面では、Webに限らず、今どんなマーケティングをしているかをヒヤリングします。

そして、その時にいつも感じるのは、売上に困っている会社ほど、既存客さんをないがしろにしている会社が多いということです。

例えば、こんな会社が意外と多いのです。

・既存客さんの名前も連絡先も知っているのに全く活用していない

・毎日店舗にお客さんが来るのに、ポイントカードを作る際に連絡先を聞くとかそういったことも全くやっていない

もちろん、どんなビジネスでも一定割合で既存客の流出というのは起こるので新規客獲得が必要です。

でも、あなたのビジネスの一番の協力者は既存客さんであることは間違いありません。

新規創業の会社でない限りは、どんな会社でも今までに存続してきたなら必ず顧客がいます。

ビジネスの種類によっては数人かもしれないし、数万人かもしれません。

■当社も既存客さんによくメールをします。

月に1回、メルマガを出していますが、個別に新サービスやキャンペーンの案内メールを出すこともあります。

冒頭で少し触れたSEO勉強会についても、先週金曜日の午後の時点で、まだ少し席に余裕があったので、一部の既存客さんにお誘いをしてみました。

そうしたら、あっという間に席が埋まってしまいました。

月1回のメルマガが効いているのか分かりませんが、既存客さんからの新規案件のご紹介も多い方だと思います。

■マーケティングの世界では、「1:5の法則」と言って新規客に売るのは、既存客に売るより5倍の販売コストがかかると言われています。

昔、江戸の町は火事が多かったのですが、江戸時代の商人が、火事の際に、真っ先に行ったのは、商売道具を避難することでもなく、顧客台帳を真っ先に井戸に投げ込むことだったというのは有名な話です。

そのために、顧客台帳は、水に濡れても平気な特殊な紙で作られていたそうです。

日本に限らず、「鋼鉄王」と称されたアンドリュー・カーネギーもこう言ったそうです。

「私の全ての財産を持っていってもかまわない。
 ただし、顧客リストだけは残しておいてくれ。
 そうすれば、私はすぐに今の財産を築いてみせる。」

■御社は既存客さん、大事にしていますか?

山浦 仁

山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役

大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。

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