Goalに集中してもらう
2016.02.25
あなたは、何かやっていたら無意識のうちに別の事を始めてしまって、最初にやっていたことがおろそかになるという経験ありませんか?
私は本当によくあるんです。
私はよく妻から「全然人の話を聞いていないでしょ」と怒られるのですが、先日も、新卒採用に関する勉強会に参加した時、話を聞いていたら、ふと、自社の採用サイトをもっとこうしようとか、アイデアが浮かんできて、ハッと我に返るまで、講師の話を聞き逃してしまいました。
■こんな経験は私だけじゃないと思います。
人は気が散りやすい!
だから、相手に何かに集中してもらうのも結構難しい。
集中してもらうためには、相手を上手く巻き込む必要があります。
その時に、気が散る原因となるような余計なものは、極力排除しなければなりません。
■Webサイトの中で、ユーザーに最も注意力を働かせて欲しい箇所はお問合せフォームやショッピングカートです。
他のことに気を散らさずに、まっすぐゴールにたどり着いて欲しい!
そのためには、できるだけ入力項目を減らしてあげるとか、入力しやすくするとか、やるべきことはいろいろとありますが、とにかく大事なことは、
お問合せフォームやショッピングカードでは、余計なものを排除する
ということです。
■お問合せフォームやショッピングカードで不要なもの、入れるべきでないものは、他のページへのリンクです。
特に、共通ヘッダやサイドバーのリンクやナビゲーションなどです。
ひどいサイトだと、既にお問合せフォームにいるのに、全ページ共通に入っているお問合せのボタンがあったりします。
試しに、アマゾンのショッピングカートを見てみてください。
何も買わなくて良いので、何か商品をショッピングカートに入れて進んでみてください。
購入のために必要なフォーム以外、何も表示されません。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。