ウェブラボ代表の山浦が、
Web担当者・経営者・起業家に向けて配信するコラム

Webを集客に活用したい人のための
Webサイト・マネジメント術

最新のトピックや実務家ならではの身近なちょっとした疑問に回答しています。

素材にこだわる

2021.12.04

あなたは、スーパーマーケットに入ると必ず入り口から野菜や果物から始まり奥に魚と肉が置いてある理由を知っていますか?
 
色鮮やかな季節の果物や野菜を手前に持ってくることで、華やかに演出するとか、いろいろあるのですが、一番は、回遊率を高め、客単価を上げるためです。
 
メインディッシュはだいたいが魚か肉ですから、お客さんはそのどちらかを目的買いしに来店しています。
魚コーナーや肉コーナーに行ってレジに行くまでに、必ず野菜や乳製品コーナーを通ります。
その際に、目についた商品をポンポンと効率よくショッピングカートに入れて行ける導線が考えられています。
 
これを客導線と言います。
 
スーパーだけでなく、コンビニも、ドラッグストアでも店舗設計をする際は、必ず客導線のセオリーに沿って設計します。セオリーに反した売り場構成になっていると、お客さんも使いづらいし、客単価も低くなります。良いことありません。
 
これはWebサイトも同様です。
 
Webサイトに入ってから、資料請求や問い合わせフォームにたどり着くまで定番の流れがありますよね?その流れは、めったなことがない限りはあまり変える必要もなければ、変えるべきでもありません。
 
例えば、住宅工務店であれば、トップページで気になるファザードで立ち止まり、施行事例を見て、会社の場所や、仕事への考え方、お客様の声で評判を確認して、とりあえず資料請求してみようという定番の流れがあります。
 
それはスーパーの客導線同様売れる定番の客導線です。
 
大事なのは、そこにどんな素材が載っているかです。
 
写真や言葉、今であれば動画などもアリです。
 
良い写真が無いなら撮ってください。自分で撮れないならプロのカメラマンに発注しましょう。
 
原稿も同じです。
 
「うちは良い写真が無くて・・・」
「文章書くの苦手で・・・」
という言い訳はナシです。自分で書けないのであれば、プロのライターに発注しましょう。
 
最近、当社では素材作りからご依頼いただくことが増えました。
いくらデザインがかっこよくても、素材がダメだと全然反響が出ません。
逆に、デザインが多少イケてなくても、素材がピカイチだと反響が出ます。
 
とにかく、素材にこだわってください。

山浦 仁

山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役

大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。

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