ウェブラボ代表の山浦が、
Web担当者・経営者・起業家に向けて配信するコラム

Webを集客に活用したい人のための
Webサイト・マネジメント術

最新のトピックや実務家ならではの身近なちょっとした疑問に回答しています。

Web制作の値段の理由

2020.02.10

Web制作の値段の理由

当社には、Webサイトを見たという人から、毎日Web制作のお問い合わせが来ます。
あまりに遠方のお客さん以外は、できるだけヒヤリングを行い、そのお客さんに合ったプランを提案するようにしています。
もちろん、断られることもあります。断られる理由の多くは値段です。

 

■当社ウェブラボは結構リーズナブルだと思っていますが、“激安”ではありません。この業界は、個人事業主のような人も多いので、かなり安い値段で請ける人もいます。
きちんと、値段以上の価値を伝えられなかった当方にも、原因はあるのですが…
値段を理由にお断りされたお客さんは、無理して受注しても、その後に苦労することが多いので、社員には、「無理に追わなくて良い」と言っています。

 

■先日、以前、失注したお客さんから「やっぱりやって欲しい」とのご連絡をいただきました。理由を聞いてみると、
「その後、御社より安いところに発注したんだけど、納得のいくクオリティのものがなかなかあがってこないし、修正にも全然対応してくれない。コミュニケーションがとれない!」
からだそうです。

 

■“安い”には理由があります。
当社にも、お客さんの状況に合わせて、いくつかプランを設けています。

 

一番高いプランは、基本的に全て当社にお任せすることができ、お客さんは当社によるヒヤリングや資料等のご準備をしていただければ良いというものです。
既に上手く仕事がまわっている企業は間違いなくこちらを選択します。
むしろあまり安すぎると不安がられてしまうぐらいです。(当社はたまに安すぎて不安だと言われることがあります)

 

一方、一番低いプランは、テンプレートを上手く使って、当社のプランニングや制作の工数が少なくできるものです。
法人を立ち上げたばかりの起業家や自分でいろいろと出来てしまう士業の人はこちらを選択します。

 

■何が言いたいかと言うと、高いプランと安いプラン、どちらが良い or 悪いということではなくて、“安い”には理由があるということです。
もし、“至れり尽くせり”のプランを激安で提供しようと思ったら、社員に無茶な働き方を強要するしかありません。
その結果、必然的に
「修正などの対応を満足にしてくれない」「コミュニケーションできない」
になります。
残念ながら、Web制作業界は、こういう会社がまだまだ多いようです。

 

■同じ物ならば安く買いたいのが人情ですが、この辺が、Web制作のような役務が発生する買い物が、時計や鞄などの買い物と違う部分です。

 

Web制作を外注する際には少しだけ念頭に置いといてもらえると良いと思います。

山浦 仁

山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役

大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。

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