Webデザインに欠けがちなもの
2016.01.27
昨日は、やたらと社員や顧客からデザインを見てのアドバイスを求められる機会の多い1日でした。
計5回。
文句無しの良いデザインなら「これいいじゃないですか!」って褒めるだけなんですけど、そんなことはなかなか無いのです。
昨日は、どれも「デザインは綺麗なんだけど何かイマイチ」なものが多かった。。。
■あなたもこんな↓こと無いですか?
・せっかくデザイナーにデザインを出した。
↓
・綺麗に出来上がってきた
↓
・でも何かイマイチ。売れる気がしない。
こんな時は、その感情を無視せず、なぜそう感じるのか、考えてみて下さい。
昨日、私がチェックしたデザインもそうでした。
デザイナーに「何かイマイチなんだよね」と言っても伝わらないですから、デザインを見ながら、そう感じる原因を何とか言語化しなければなりません。
■そして“何かイマイチ”の正体、すぐに気づきました。
リアリティが無いんです!
パッと見は、綺麗体裁はイマドキのデザインです。
でも、何か嘘臭くて閑散としてる。。。
こういうサイト多くないですか?
その原因は次のようなことが多いです。
- キービジュアルは、いかにもレンタルフォト。
- だから何屋かさえ、パッと見て分かりづらい。
- 人の気配を全く感じない。
- 綺麗ごとばっかりで、リアルな事例などがほとんど無い。
- 自分の自慢ばっかりでお客さんの知りたいことに答えていない
こういうサイトよりは、デザインが多少汚くても、しっかりお客さんに伝わる情報が出ているサイトの方が成果が出ます。
■制作の際に、「素材を並べる」ことばかりに目が行くとこういうサイトが出来上がりがちです。
一見綺麗なんだけど、成果が出ないサイトになります。
そうならないためには、ビジネスマンが握手しているようなありきたりのレンタルフォトなどは避けましょう。
そもそも何屋さんなのか分からなくなります。
そして、社長や社員が働いている風景、お客さんの顔など、どんどん人を出しましょう。
あなたの会社のスペックじゃなく、あなたのお客さんの質問に答えお客さんの課題解決に役立てることを伝えましょう。
リアリティの無いサイトになってないか今一度チェックしてみてください。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。