あなたのアイデアを確実にブラッシュアップする方法
2018.04.16
今、今年リリースの新サービスについて事業計画書をブラッシュアップしています。
公の制度などを上手く利用してやろうと思っているので、商工会議所や新宿区の産業振興課経由で、中小企業診断士の方に事業計画書などを見てもらい、アドバイスをもらったりしています。
計画書でもチラシなどもそうですが、他の人に見てもらうということは大事ですね。
1人で考えていると、どうしても独善的になって市場の感覚とズレが発生してしまったり、視野が狭くなってしまいます。
耳の痛いことも言われたりしますが、それが良いです。
それに、
「こういうことやりたいなら、こういう補助金もあるよ」
と教えてもらえたりして、どんどん有益な情報が入ってきます。
ある程度、1人で考えたら、ずっと机に座っているのではなくて、どんどんそのアイデアを発信していって、評価してもらうことが大切です。(もちろん、発信先は慎重に選ばないといけないけど)
■例えば、Webサイトをリニューアルするという場合、起業家によく見受けられるのが、WIXとか使って、誰にも相談せずに自分で何とかしようとする人がいます。
出来た後に、凄い力作を「これどうですか?」って見せられたりしますが、やはりどうしても自己満足的なWebサイトになってしまっている。
それ、作る前に設計書を見たかった!ということが少なくありません。
■まずどんなターゲットに、どんなコンテンツを、どのように届けるのか一度コンセプトをまとめてみて、それをいくつかのWeb制作会社やWebコンサルタントにオリエンテーションしてみる。
そうすると、相手はプロですから、
「こうした方が良いですよ」とか、
「今ならこれをやっといた方が良いですよ」
なんてアドバイスくれます。
ここでもらった情報というのは、本などの一般的な情報とは違って、あなたにだけにカスタマイズされた情報ですから、すぐに使える情報であることが多い。
■このようにプロから知見を引き出すのは、大きな企業は小さな企業に比べて、圧倒的に上手だなと思います。
そういう発注スキルの高さが、そういう大企業のマーケティング担当者が評価される所以だったりもするんですけどね。
だから、机上で考えて「えいやっ!」でやるんじゃなくて、一度、知見のある人に聞いたり、計画書を見てもらったりしましょう。できれば1人じゃなくて何人かにそれをやれたらベストですよね。
WIXで自分でWebサイトを作るのは、その後でも遅くないと思います。
(私は餅は餅屋だと思っているので、プロに依頼するのをオススメしますが)
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。