現状打破の正攻法
2018.12.03
とうとう12月、今年もあと1ヶ月を切りました。
年初に立てた目標はどのくらい実現できましたか?
私はと言うと・・・
残りあと4週間、頑張ります!
■少し遅い話題ですが、先月半ばに、日米野球やっていました。
全6試合のうち、第何戦目だったか忘れましたが、試合が0-0のまま硬直して動かない時に、解説の中畑清さんが、こんなことを言っていました。
「こういう試合が硬直して動かない時は試合を動かしていくことが大事ですね。恐れず、盗塁やエンドランにトライしてもイイんじゃないですか!」
■この考え方、ビジネスでも凄く大事だと思います。
もう10年近く前ですが、事務所を新宿に移転して半年ぐらいした頃、毎月継続的にお仕事をいただいていた大きなクライアントを同時に2つ失うということがありました。
その頃は、今のようにWebサイトからの仕事が多くなく、既存のクライアントからのリピートや紹介の比率が大きい状態でしたので、大打撃でした。
だから、継続的に入ってきていた仕事の話がピタッと止まって硬直してしまった感じです。
社員を増やしたばかりだったし、事務所の家賃も高くなっていたので、不安と焦りで夜も寝られなくなりました。
そんな時に、良いのか悪いのか、ちょうどゴールデンウィークになったんですね。
休み中、仕事のことを考えていると、不安な気持ちが大きくなるばかりです。
そんなことをしていたら、胃が痛くなって、体調まで悪くなってきました。
とにかくこの不安を解消したい!
こんな負け腐った気持ちじゃ駄目だ。
何とか持ち直さないと!ということで、行動するしかない、何でも良いから、とにかく今できることをやろう!動こう!と決めました。
で、何をしたかというと、とにかく今までのお客さんとコンタクトをとろうと決めたのです。休みが明けたら、誰にどのようにコンタクトをとっていくか、プランを書き出したりしたら、少し気持ちも落ち着いてきて、やる気が戻ってきました。
そして、実際に休み明けに実行しました。
一方で、リスティング広告や既存客向けのメルマガもこの頃からやるようになりましたし、Webサイトのテコ入れもしました。
広告はお金が無かったので本当に少額だったですが…。
そうやって、今自分ができることをやっていったら、小さな修正の仕事等が入ってきたり、コンペに呼んでもらえたりして、少しずつ仕事が戻ってきました。
以前の売上に戻すのにだいぶ時間がかかってしまったけど、これはとても良い経験だったです(もうあまり味わいたくないですが)。
■あなたは、エンストした車を押したことはありますか?
動き始めるまで、結構力がいるんですあ、少しでも動き始めると、だんだん力がいらなくなります。
いきなり大きく動くものではなく、最初のちょっとした動きが、雪だるま式に大きくなっていくイメージです。
これは、何か上手くいかない事もそうだし、新規事業などを始めるときも同じですね。
楽な一発解決できるような方法を期待して何もしないより、今できることをどんどん試してみる。
イチローもこんなことを言っています。
「今自分にできること。
頑張ればできそうなこと。
そういうことを積み重ねていかないと、遠くの目標は近づいてこない。」
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。