第3の解決法を生み出せるツール
2016.06.24
あなたの問題解決能力は、もっともっと高められるかもしれません。
■先日、クライアントのNさんから教えてもらった『考える力をつける3つの道具』という本をシェアします。
問題解決って、もともとその人が持っているセンスだなと思ったりしませんか?
センスのある人って、一般的な問題解決策からさらに一歩進んだブレイクスルー策を導き出します。
でも、この本に紹介されているやり方(考えるツール)を使いこなせるようになれば、さらに一歩進んだ問題解決能力を後天的に身に付けられる気がしてきます。
■この本はTOC理論と言われる理論を噛み砕いてわかりやすくしたもので
「ブランチ」
「クラウド」
「アンビシャス・ターゲットツリー」
という3つの考える道具(ツール)が紹介されています。
それらを使うと、問題を整理し、制約条件で板ばさみになった状況からブレイクスルーする方法を見つけることができます。
■例えば、この本の中で、金魚を買いたい5歳の男の子がこのツールを使って問題解決をした事例が紹介されています。
男の子は、あるお店で売られていた金魚をずっと飼いたいと思っていました。
でもお母さんは、世話をするのがいやなので、男の子に「飼いません」と言ってました。
男の子は、この考えるツールを使って考えました。
そして、次のことに気がつきます。
「僕の本当の目的は金魚を見たいことだ。だからお母さんに、たまに金魚屋に連れて行ってくれればいい」
そして、それをお母さんに頼みました。
こんな事例は企業の会議の席にあふれているのではないでしょうか。
■最後に、この本の元になっているTOC理論の提唱者であるゴールドラッド博士の言葉を紹介します。
学ぶことの最大の障害は、教えることではないか?
それは、自分で答えを見つける機会を永久に奪ってしまうからである。
自分で論理的に考えて、答えを見つけ出すのが、人が学ぶための唯一の方法だと私は信じている。
ゴールドラッド博士
■この本はあまり売れてなさそうですがメチャメチャ良い本です。
薄いのですぐ読めるし。
世の中を良くするために売れて欲しい。
この本を私に紹介してくれたNさんに感謝です!
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『考える力をつける3つの道具』
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。