Garbage in, garbage out
2019.12.09
あなたは何かを相手に伝えるとき、“雰囲気”で話をしてしまうことってありませんか?自分の中でもまだボンヤリしていることをボンヤリしたまま伝えてしまう。
これをやって良いのは、マンツーマンのコーチングの時に、コーチ役の人に相談に乗ってもらう時だけです。
私は、よく雰囲気で社員や外注スタッフに指示してしまうということをよくやってしまうんです。で、その後苦労するのは、結局自分。
業務効率も悪くなるし、何も良いことありません。
■先週も、外部のライターさんにお願いしていた文書があがってきたのですが、「こりゃ直すの大変だなぁ」と思う出来でした。
でもこれ、思い起こせば、お願いする時の私の伝え方が悪かったんです。心のどこかに、「自分のボンヤリを、代わりに言語化してくれたら良いなぁ」という甘えがあったのです。そんな曖昧な指示にも、頑張ってくれたライターさんにむしろ感謝しないといけないですね。
本当に上手く言語化してくれる人もたまにいますけど、とても稀です。
■よく「書く事は考えること」と言います。ボンヤリしているなぁと感じたらまずはそれを一度書き出してみるとだいぶ違った風景が見えます。
不安だったことが、書き出してみたら意外にそうじゃなかったとか、あなたもそんな経験ありませんか?
ボンヤリしたものを書き出し言語化してみると、頭の中が整理されます。
結局、答えは自分の中にあったりします。
きちんと事前に言語化をしないでスタッフに指示をするのと言語化をしてから指示をするのでは伝わり方が全然違います。
■ちなみにIT業界には、こんな言葉があります。
「 Garbage in, garbage out 」
(ゴミを入れたらゴミが出てくる)
「『無意味なデータ』をコンピュータに入力すると『無意味な結果』が返される」という意味なのですが、出てきたアウトプットが「違うな~!」と思ったら、インプットを見直してみましょう。
関連記事こちらの記事も合わせてどうぞ。
山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。