身だしなみを整えるのは誰のため?
2015.10.31
9月から始まった秋の面接が、先週、一通り終わりました(まだ一部選考作業が残っていますが)。
ウェブラボでは、毎年、春と秋に採用活動を行っています。
書類選考を行って、その中からだいたい20~30人ぐらいの人達と直接会うのですが、書類の印象が良くなくても実際の印象が良い人も多いので、時間が許す限り、できるだけ多くの人と会いうようにしています。
そんな面接の場で、いつも感じることがあります。
それは、身なりをきちんとしていない人が多いということです。
これは業界的にもそういう傾向が強いのかもしれないし、当社は若年層採用をしているからというのもあるかもしれません。
でも、意外と新卒の人の方がきちんとしています。
緊張感があるからかもしれません。
まず、そもそもスーツを着てこないという人がいます。
世の中的にも、クールビズの普及などで、オンの服装がカジュアル化しているし、当社はデザインを扱う会社だから、あえてスーツを外して来るのかもしれません。
もちろん、カジュアルでも良いんです。
ただ、面接の場に違和感の無いカジュアルって、スーツよりも難易度が何倍も高いということを知っておいて欲しいのです。
カジュアルで来る人のうち、「センスが良いなぁ」と思った人は、これまでほとんどいません。
次に清潔感が無いということです。
寝ぐせ、フケ、臭い、無精ヒゲ、皺だらけのスーツ・・・
もちろん人間なので、体調が万全では無いこともありますし、多少は仕方が無いと思うのですが、どうしても生理的に第一印象がマイナスになります。
マイナスの第一印象から挽回するのって、結構大変だと思うのです。
だったら、最初から出来るだけキチンと身なりを整えましょう。
身なりをきちんとしていない人が多いということは、逆にこういう当たり前のことがしっかり出来ただけで、生き残れる確率が高くなると思いませんか?
話は変わりますが、先日、アフィリエイトプロバイダーを検討するために、とある営業マンにご来社いただき、話を聞いていました。
さすがにトレーニングされているので、採用に比べて、身なりもきちんとしているし、話し方もしっかりしています。
ですが、このアフィリエイトプロバイダーの営業マンは、めちゃめちゃタバコ臭かった・・・
きっと当社のオフィスに入る直前までタバコを吸っていたのでしょう。
同席していて、5分ぐらいで気持ち悪くなってきてしまいました。
身だしなみを整えるのは、相手のためでもあり、自分のためでもあります。
相手を不快にさせない身だしなみを整えるのは最低限のマナーです。
寝ぐせやフケがいっぱいの人を見ると、どうしてもそこに目が行ってしまいます。
タバコの臭いや口臭がきついと早く打合せを切り上げたくなります。
似合っていないヒゲや皺だらけのスーツを見ると、その人にはセンスが無いように感じて、仕事を依頼するのが不安になります。
仕事に慣れてきて、最初の頃の緊張感が無くなってきた頃こそ、もう一度、身だしなみをチェックしてみてはいかがでしょうか。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。