Android12になり、結局どこが変わったの?(デザイン編)
2022.05.25 Posted by Design team
みなさん、こんにちは。ウェブラボデザイナーチームです。
Googleが「Android史上最大のデザイン変更」と発表していたAndroid12。そのデザインの変更点についてご紹介していきたいと思います。
ちなみにAndroid12はGoogleから2021年5月に発表されています。
目次
Android12でどのようなデザイン変更があったのか
簡潔にまとめると3点になります。
- 丸みを帯びた形状
- 色味の統一感
- シンプルで大胆なレイアウト
Android12は「Material You」というガイドライン*がベースとなっており、
『デバイスに愛着が持てるようにし、様々な場面、ニーズに対応できるUI』がコンセプトです。
(※ガイドライン = ルールなどを決めるため指標や方向性、判断基準)
詳しい内容についてはまたの機会にご説明したいと思います。
1.丸みを帯びた形状
Android11以前では角丸でなかったり、かる〜く角丸になっている程度でしたが、Android12では滑らかな丸みを帯びた形状になりました。また、それにより個々のウィジェットが分離して見えるようになり、視認性が上がっています。
※形状比較のため、画像内の文字要素は変更していません。
2.色味の統一感
Android11以前ではウィジェットによりカラーに違いがありましたが、Android12では、壁紙によってウィジェットの色味・フォントカラーが変化するなど、画面全体の統一感が出るように変更されました。例えば、海の壁紙ならブルーメインの配色に変化します。
このあたりがコンセプトの『様々な場面、ニーズに対応できるUI』に繋がっていますね。
3.シンプルで大胆なレイアウト
ホーム画面のウィジェット
「色味の統一感」と少し内容が重なってしまいますが、「丸みを帯びた形状」を生かしたウィジェットに変更されています。
Google製のアプリも色が変化し、画面上の全ての要素が統一されます。コンセプトである『デバイスに愛着が持てるよう』に繋がっていますね。“自分だけのホーム画面”という気持ちにさせてくれます。
ロック画面
時計のサイズが大きくなり、中央に配置されるようになりました。まさにシンプルイズベストなデザインですね!
私からすると、iPhoneのロック画面の時計は大きいなと感じていましたが、それ以上です笑
通知エリア
iPhoneでいう「コントロールセンター」に位置する部分です。以前は小さなアイコンが並び、コンパクトにまとめられていました。
今回のアップデートにより、個々のアイコンがウィジェットに近い見た目に変更され、色味も先程の「色味の統一感」と同じく変化するようになりました。
まとめ
みなさんも感じていると思いますが、Android12のアップデートにより、角が取れ硬い印象がなくなり、柔らかく可愛らしさが増したと感じています。
機械的・人工的な要素を出来るだけ排除し、より自然体に見せるようなデザインでありつつ近未来的な要素もあり、まさしく「Android史上最大のデザイン変更」と言えるアップデートでした。
Androidはオープンソースであり、メーカーが好きな様にシステムを変えてしまうため、現在Android12のデザインを楽しめるのはGoogle純正のPixelシリーズのみです。ですが今後Android12が普及していき、Webサイトでの色の使い方やボタンの形状など、Android12に寄せたデザインの流行が来るかもしれないので、こうした変化は頭の片隅に置いておくと良いかもしれません。
関連記事こちらの記事も合わせてどうぞ。