トリミングで変わる!写真における良い構図とは?
2021.01.07 Posted by Design team
ホームページやブログで欠かせない要素と言えば、写真です。
この写真ですが、撮影したものをそのまま貼り付けていませんか?
実は写真は構図を少し調整するだけで、印象がガラッと変わります。
今回は、トリミングしてワンランク上の写真を作成する方法をご紹介します。
写真を載せる意味を考えて、主役を決めよう
そもそも、どうしてwebサイトに写真が必要なのかを考えましょう。
- 商品や人の顔など、文章で説明するよりも明確なイメージを伝えるため
- サムネイルの中から、気になるコンテンツを瞬時に見つけるため
などが挙げられると思います。
以下の写真を見てください。
左の写真の場合、茶色のソファとテーブル、長いカーテン、ベージュのソファ、照明がぽつりぽつりと配置されており、一体何が主役か分からないと思いませんか?
それに対して右の写真では左のカーテンやベージュのソファはトリミングされて、ソファとテーブルが主役だとハッキリわかると思います。
右のカーテンもソファの後ろのものしかなく、主役ではないことが分かります。
このように、写真は何を一番見せたいか、目的をはっきりさせたうえで主役を決め、不要なアイテムは思い切ってカットしてしまうことが大切です。
見せたいものは大胆に配置しよう
主役が決まった後は、大きさを考えてみましょう。
左のパウンドケーキは、中央にポツンと置かれていてイマイチ迫力がありませんね。
これが商品ページに載っていた場合、商品に自信がなさそうに見えてしまいます。
対して右のパウンドケーキは、大きく大胆に配置しています。
パッと目に飛び込んでくるダイナミックさで、加工は左の写真と同じなのに美味しそうに見えますよね。
サムネイルとして並んでいても、はっきりとパウンドケーキだと認識できる大きさです。
料理や商品のようなアイテムは、それが何なのか分かるよう大きく見せるようにしましょう。
人物写真の場合の注意
次は人物についてです。
人物の写真の場合は、まず大前提として頭が切れないようにしましょう。
さらに、写真下部を首の位置でトリミングしてしまうのも縁起が悪いため、避けるようにしてください。
バストアップ程度は残しておくのが良いです。
余白を考える
これまで挙げた方法で、最低限主役を配置することはできたと思います。
ですが、ここで以下の写真を見てください。
左の写真は、人物の頭は確かに切れていませんが、画面ギリギリに配置されています。
手元や足先も画面端に近く、まるで箱に押し込められているような窮屈な印象を受けてしまいます。
対して右の写真は、頭の先や手の先に余白を設けています。
足先も十分な余裕があり、ゆったりとした開放感のある構図になったと思います。
このように、要素は画面にピッタリに入れるのではなく、ある程度余白を持たせることも大切です。
ところで、この右の写真ですが、余白を設けているだけではなく、人物がやや右に配置されていることには気が付きましたか?
実は、写真には簡単に映える構図というものがいくつかあります。
この写真はその1つである、「三分割法」を意識してトリミングしています。
三分割法とは?
三分割法(三分割構図)とは、以下のように写真を縦横それぞれ三分割にして、線の上や線同士の交点に被写体を配置する方法です。
この配置を意識するだけで自然な余白が生まれ、バランスの良い安心感のある構図になります。
先程の写真も、人物と地平線はおおよそ線の上にあり、人物の顔は交点に配置されているのが分かります。
構図は他にも日の丸構図やレイルマン構図などありますが、三分割法よりも難易度が高く撮影技術も必要です。
既存の写真をトリミングする程度であれば、まず三分割法を意識するのが良いでしょう。
ちなみに、三分割の線や交点はあくまで目安なので、多少ズレる程度は問題ありません。
まとめ
photoshopなどを使って大がかりな加工をしなくても、構図を少し意識するだけで写真は劇的に変わります。
サイトやブログに写真を載せる際は、構図について一度確認するようにしてみてください。
関連記事こちらの記事も合わせてどうぞ。