【映像×Web】没入型サイト(イマーシブコンテンツ)
2023.09.25 Posted by Design team
みなさん、こんにちは。ウェブラボデザイナーチームです。
「イマーシブ」という言葉はご存知でしょうか?馴染みが無い言葉ではありますが、それ自体は意外と身近に感じられる世の中になっています。特にエンタメ界隈では当たり前になってきています。
今回はその「イマーシブ(イマーシブコンテンツ)」について解説していきます。
目次
イマーシブとは
一言で表すと「没入」です。あたかも実際に体験しているかのような状態を指します。映像、音響、ゲームなど様々なジャンルで使用されている言葉です。 コロナ禍で注目を浴びたVRなど映像に触れる機会が増え、注目されています。
既に身近な存在になっている?
イマーシブと言われると馴染みがあまりありませんが、私たちの生活に溶け込んでいます。 手っ取り早く体験できるものとして、「音楽の立体音響」や「Googleの3Dマップ」が挙げられます。
「立体音響」というワードは一度は聞いた事があるのではないでしょうか? ボーカルの声が後ろから聴こえ、楽器の音は前から聴こえるなど、音に位置情報がありその場にいるような感覚になります。 Appleの「空間オーディオ」が少し話題になりましたが、こちらも立体音響に含まれます。
「Googleの3Dマップ」は多数の画像と航空写真で3Dモデルを作り、上空からの眺めやどのような地形か把握できます。
イマーシブコンテンツ
最近では「イマーシブコンテンツ」と呼ばれるWebサイトも増えてきています。ユーザーの操作や選択により、デザイン・音楽・演出などが変化し没入感を感じられます。Webサイトとして一見魅力的な表現に思えますが、メリットとデメリットは存在します。
メリット
- 文字と写真では伝えづらい内容をより自由に表現できる
- 場面が大きく切り替わるのでユーザーに「飽き」を感じさせにくい
- 視覚的にわかりやすく伝えられる
デメリット
- 映像や3Dを使用するため、サイトの読み込みに時間がかかる
- ユーザーのペースで閲覧できない場合がある
- PCとスマホで同様の体験を提供しにくい
イマーシブコンテンツ 3選
KUBOTA FUTURE CUBE | 株式会社クボタ
中央にある立体をクリックすると、立体に吸い込まれていき、3Dモデルの街中を飛んでいるかのような映像に切り替わります。映像自体のカクつきも無く、ストレスフリーで見れます。
Super Model Room -Ai’s Daily Life-【ザ・パークハウス】
3Dモデルの冨永愛さんが物件の紹介をします。リアリティある映像+目線の動きや高さを人の動きに似せているため、自分がその物件にいるような感覚になります。ゆっくり紹介するのでスキップや速度変更の機能はありますが、パパッと見たい人には不向きです。
Fa-So-La AKIHABARA 公式WEBサイト
サイバーパンクのような近未来感あふれるサイトです。下にスクロールするとアニメーションが流れ、各記事ページに飛びます。サイト名は「AKIHABARA」になっていますが、ABOUTには「日本の魅力を世界の人々に紹介するサイト」と記載があります。「世界の人々に紹介」を前提としているので、日本語の他に
- 英語
- 韓国語
- 中国語(簡体字)
- 中国語(繁体字)
に対応しています。
まとめ
立体音響や3Dマップのように世の中では「イマーシブ」が当たり前になってきました。 もちろん、ゲームなどのエンタメ方向はどんどん進化していくと思います。
これは単なる予想ですが、 情報にありふれた現在では、「イマーシブ」によりユーザーに正確な情報を提供できるような仕組みが増えていき、重宝されるのではないかと思います。
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