【業種別】ひと味違った見た目のWebサイト例〜幼稚園・保育園編〜

みなさん、メリークリスマス。ウェブラボデザイナーチームです。
今回は「【業種別】ひと味違った見た目のWebサイト例」シリーズです。自社ならではの特色や個性があるにも関わらず、先入観に囚われて一般的な見た目を目指してしまうのはもったいない、という想いから、各業種の一般的なイメージとはひと味違った見た目のサイトをご紹介するシリーズです。
前回は医院・クリニック編でしたが、今回ご紹介する業種は「幼稚園・保育園（・こども園）」。
関係のない業種の方も、先入観を取り払う練習としてぜひご一読ください。

※先に前回の「医院・クリニック編」をチェックしておきたい方はこちらから。
【業種別】ひと味違った見た目のWebサイト例〜医院・クリニック編〜

一般的な幼稚園・保育園のWebサイトの見た目イメージ

まずは一般的に持たれやすいとされるイメージをまとめてみます。
当然園ごとにそれぞれ特色はありますが、幼稚園・保育園のサイトと聞いてまず思い浮かべるのは以下のような見た目ではないでしょうか。

• 草花や動物、おもちゃなどのポップでかわいらしい装飾。
• 元気が出るような、明るくカラフルな配色。
• 優しさをイメージした、丸みのある文字やあしらい。

など

基本的には、施設を利用する子どもに寄り添った見た目ですね。子どもが園でいきいきと生活する様子を連想させます。
もちろんこれらのイメージが実際に園にぴったり合っていれば、デザインに採用しても何も問題はありません。

ひと味違った見た目のWebサイト 4選　〜幼稚園・保育園編〜

ここからは実際のサイトを例に、一般的なイメージの見た目とはひと味違った特色あるサイトをご紹介していきます。

① 特色：1色に絞ったキーカラー

穏やかな赤色が印象的な幼稚園のWebサイトです。サブの色もメインの赤と同色系統でまとまっています。一般的にはカラフルな見た目が多いので、ユーザーがいくつかの園を比較検討している場合には「さっき見た赤色の園は…」と覚えてもらいやすくなる効果も期待できますね。

② 特色：園の運営元

ほんのり和風なテイストが個性的なWebサイトです。ちょっと渋めの配色も相まって優しげな和の雰囲気ですね。
この園は運営元がお寺で、住職の方が園長さんを勤めています。実は同様の運営体制の園でも、和風な見た目のサイトは意外と少ないんですよ。
その他の宗教の理念を掲げている園もたくさんありますが、
・特に教えを大事にしていることをアピールしたい
・他の園ときっちり差別化したい
などの場合は、特色として表現するのもいいですね。

③ 特色：訴えかけるターゲットを保護者に設定

シックな配色やスタイリッシュな欧文、装飾の少ない落ち着いた雰囲気など、このWebサイトは特に保護者に向けてのメッセージを強めた見た目に感じられます。当然ですが通う園の情報を仕入れるのは子ども自身ではなくその保護者であることがほとんどですから、大人に訴えかける見た目を採用するのも一つの手です。
魅力は丁寧な文章と写真を通してアピールしているようです。賑やかな装飾や配色だけが正解ではない、というよい例です。

④ 特色：園の個性的なコンセプト

このこども園は「『固定観念』を超えてゆけ」がテーマだそう。暗い背景・おばけのキャラクター・園児のコミカルな謎ポーズなどなど、キャッチコピーのとおりちょっと「変」。一般的な園の、明るい昼間のイメージからはかけ離れています。配色も個性的で、園の特色がよく表現されていますね。他の園との差別化にも効果ばつぐんです。
園のWebサイトにおばけだなんて…、と思う方もいるかもしれませんが、おばけや妖怪の表情はどれもポップでひょうきんです。見た人を怖がらせたり不安にさせたりする意図は感じられず、とてもいいバランスに思えます。

まとめ

以上、4つの個性あふれるWebサイトをご紹介しました。

何か伝えたいメッセージがある場合に、一般的でないという理由だけでやめてしまうのは非常にもったいないです。この見た目はこの業種にはふさわしくない、一般的なイメージに沿わなければならない、のような先入観は取り払い、純粋に自社の特色は何かを考えてみましょう。競合とは一線を画した、個性の光るWebサイトが出来上がるかもしれませんよ。

前回の「医院・クリニック編」はこちらです。
【業種別】ひと味違った見た目のWebサイト例〜医院・クリニック編〜
ぜひ合わせてチェックしてみてください。