Webサイトでは顔を出した方が良い3つの理由
御社のWebサイトでは、従業員やお客様の顔写真を掲載していますか?
「恥ずかしいから」「悪用されそうで怖いから」「顔に自信がないから」などの理由から、顔出しに後ろ向きの方も少なくないのではないでしょうか。
しかしWebサイトで顔を出すことは不安要素以上に、大きなメリットがあります。
今回は顔を出したほうが良い3つの理由を紹介します。
目次
理由:1 安心・信頼感が高まる
スーパーの野菜売り場で、生産者の顔がパッケージに掲載されているものとそうでないものとでは、多少値段が高くても安心できそうだ、おいしそうだと顔写真のあるほうをひいき目に見てしまいませんか?
作り手の顔が見えることによって「顔を出している以上、ヘンなものは作っていないだろう」と感じやすく、安心感・信頼感が高まります。
また、Webサイトであればユーザーは自分の顔を見せることはなく、一方的にサイト運営者や従業員の顔を見ることができます。心理学的にはそうした体験が「精神的な優位性」をもたらし「お問い合わせ」や「購入」といった、Webサイトへのアクションのハードルを下げる効果が期待できるといわれています。
また、お客様の声を掲載するときも、ただテキストだけではどんな人が書いたものなのか想像しにくく、いまいち信憑性に欠けます。しかしインタビューシーンなどに加え、顔写真も合わせて掲載することで信憑性がグンと高まる点も、大きなメリットです。
理由:2 親しみを与えられる
顔写真があれば、人や会社の雰囲気も伝わりやすくなります。
とくに採用サイトの場合、応募者は「どんな人と一緒に働くのか」「職場はどんな雰囲気なのか」を知りたいと思っているはずです。
このようなサイトでは写真のクオリティがWebサイトの成果を左右するといっても過言ではないほど良い写真を掲載することが重要です。証明写真のような味気ない写真ではなく、プロのカメラマンに依頼して、人の魅力的な表情を引き出し・演出しながら撮影をしてもらいましょう。
理由:3 注意を集めやすい
同じ大きさの写真でも、そこに何が写っているかでまったく異なる印象を抱きます。見る人の興味や志向も反映されますが、一般的には風景写真と顔写真が並んでいれば、風景よりも人の顔が写った写真のほうに目が行きやすいとされています。
雑誌の表紙、特に女性誌ではこの特性を利用することが多く、書店のラックで注目されやすいように女性誌の表紙は顔のアップの写真が多く用いられています。
このような人の行動特性を理解しておき、顔写真を上手に活用することで、広告やWebコンテンツの訴求力を高めることができます。
Webサイトでの顔出しで注意すべきポイント
Webサイトで顔出し写真を使う場合、注意すべきポイントをまとめました。
肖像権
個人が特定できる写真は個人情報となり、個人情報保護法に則った対応が必要です。また憲法で肖像権についての記載がある通り、本人に無断で使用・公表してはいけません。
必ず本人に掲載許可をもらうことと、従業員であっても強要はしないことが重要です。また退職者がいる場合は、その方の写真を掲載しないなどの対応も忘れずに行いましょう。
撮影はプロに頼む
コストはかかりますが、プロのカメラマンならクオリティは確実です。Webサイトはいろいろな方が見ていますので、せっかくなら良い写真を掲載しましょう。プロなら自然で好感度の高い表情を引き出しながら撮影してくれます。
フリー素材を使う場合は利用規約を要確認
「著作権フリー=肖像権フリー」ではありません。
著作権フリーは利用規約の範囲内で断りなく利用できるものですが、肖像権フリー(モデルリリース)ではないケースもあります。
フリー素材の人物写真の利用ではお客様や従業員など、特定の個人を表すと解釈できるような使用は禁止されている場合が多いので、注意して使うようにしましょう。
まとめ
「Webサイトは会社の顔」と言われるように、今日ではユーザーと会社が最初に接触するメディアであるケースが多くなっています。
ユーザーに安心感を与え、確かな成果を生み出せるWebサイトにするためには顔出しはとても有効です。
Webサイトリニューアルなどの機会には、ぜひ顔写真掲載をご検討ください。
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