ローカルSEOを強化!「NAP」を統一する際の3つのポイント
全国に向けた発送を行う商品、あるいは企業向けの商品やサービスを取り扱う会社ではなく、飲食店や美容室、歯科医院といったいわゆる「ローカル」向けの商売でWebサイトを運用する場合、その集客効果をアップさせる上ではローカルSEOが必要になってきます。
目次
ローカルSEOとは
ローカルSEOとは、地域の影響を受けやすいキーワードで検索した際、その地域で検索しているユーザーの検索結果に表示されるよう最適化を行うことです。
地域の影響を受けやすいキーワードは
- 飲食店
- 美容院
- 医療施設
- 地域密着型
などがあります。
こうした実店舗を持つローカルビジネスが、地域情報に影響を受けるキーワードに対して行うSEO対策が、ローカルSEOです。
これは業界に関係なく、地域のお客さんを中心に集客を行う、いわゆる地域密着型の実店舗を持つ企業にとって重要なお話です。
ローカルSEO対策にはいくつか方法がありますが、ここで重要なのが「NAP」の統一です。
NAPとは略語で、「Name(名前)」「Adress(住所)」「Phone(電話番号)」の頭文字をとった言葉です。
ではなぜNAPが重要なのでしょうか。
NAPの統一が重要な理由
ユーザーがローカル検索をしたとき、Googleは登録されているNAP情報とユーザーの位置情報を用いて関連性の高い結果を表示するというアルゴリズムがあります。
NAPの表記を統一していないと、Googleは別の情報として認識してしまう可能性があり、お店の側が期待した通りの情報を表示してくれません。そればかりかGoogleに信用されず、SEO上の評価が下がる恐れもあるのです。
また、NAP情報がばらばらだと単純にユーザーにとって不親切です。
例えば、サイトによってお店の名前がばらばらだったらユーザーは混乱してしまいますよね。
表記は100%統一しよう
NAPを統一するポイントは、「全角半角・カタカナひらがな・スペースに至るまで一字一句統一する」。すべてこれにかかっています。
以下のようなところは特に見落としがちなので注意してください。
Name(名前)
- 「株式会社」と「(株)」
- ローマ字表記の大文字と小文字
Adress(住所)
- 「丁目」と「-」
- 「2F」と「2階」
Phone(電話番号)
- 「-」の有無
- 「( )」の有無
NAPを統一する際にチェックする3つのポイント
では、NAPを統一していきましょう。
その際チェックすべきポイントは3つです。
1.自社Webサイトに掲載されているNAPをチェック
検索エンジンは、公式のWebサイトからNAP情報を得ています。
実際のページを確認し、表記が統一されているかはもちろん、そもそも自社WebサイトでNAPを正しく掲載できているかを確認するのも重要なポイントです。
Googleが正確なNAPをよりとらえやすくするために工夫すべきポイントとしては、
- NAPをヘッダーやフッターなどの位置に常に表示させておく
- 問い合わせのページにNAPを掲載する
- 構造化データを追加する
等の対策が考えられるので、ぜひ試してみてください。
2.Web上に掲載されているNAPをチェック
次に検索結果を見てみましょう。
自社の名前で検索して、Googleの検索結果を確認します。
おかしな部分があり、修正が必要であれば「情報の修正を提案」から修正依頼が可能です。ただこれは反映までに時間がかかりますので、ビジネスオーナーであれば「Googleマイビジネス」からの修正がオススメです。
3.他社Webサイトに掲載されているNAPをチェック
他社に掲載されているNAPが正しいかもチェックしておくと安心です。
たとえば過去、地域の情報を発信しているWebマガジンで紹介してもらった、あるいは口コミサイトに掲載されたなどの場合、NAPの表記が間違っていたというケースもあります。
メールなどで連絡を取り、修正・更新を依頼しましょう。
まとめ
NAPの統一は、一見当たり前のことのようであるためか軽視しがちです。
ローカルSEOの評価要因は幅広いため、今回ご紹介したNAP統一だけでは必ずしもローカル検索結果の上位に表示されるとは限りませんが、ローカルSEOの基本であるため見落とさないようにしましょう。
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