Googleアナリティクスのリファラースパムに注意!
2020.11.05 Posted by horie.f
※2023年9月29日追記
Googleアナリティクスは2023年7月からGA4(Google Analytics4)へ移行しました。GA4の概要についてはこちらをご覧ください。
アナリティクスの分析をしていると、突発的なアクセスが増えていて驚くことがあると思います。
正常なアクセスならよいのですが、実はスパムアカウントから攻撃を受けている可能性も。
今回の記事ではリファラースパムについてと、その対策をご紹介します。
リファラースパムとは
Googleアナリティクスなどを利用したアクセス解析では、参照元サイト(リファラー)を確認できます。
この参照元サイトは、GoogleやYahoo!など、どのWebサイトから訪れたか、何人のアクセスがあったかのかなどを確認できるデータのことですが、リファラースパムとは、この参照元サイトに表示される海外のスパムWebサイト全般を指します。
アクセス解析を行っている人がリファラースパムサイトだということを知らず、なんだ?このサイトから沢山アクセスがあるな、どんなWebサイトなのかな、と正体を確かめに訪問することもあるでしょう。
そして訪れた先は、意味のない空っぽのサイトだったり、ウイルスが仕掛けられていたり、危険性のあるサイトになっています。
ウイルスが仕掛けられていれば、最悪の場合感染する可能性もあります。こうした悪意ある罠を仕掛けておき、ユーザーを陥れる。それがリファラースパムなのです。
そして、リファラースパムが見つかったら放置してはいけません。
スパムアカウントからの大量のアクセスが発生し、データを正確に収集できなくなってしまったり、ウイルスに感染する可能性もあるからです。
発見し次第、対策を行わなくてはなりません。
リファラースパムの除外設定
もしリファラースパムを発見したら、次の対策を取ってください。
「アナリティクスの設定で、リファラースパムは設定から除外する」ことで、対策が取れます。
手順は以下の通りとなります。
- 「アナリティクス設定」→「フィルタ」
- 「フィルタを追加」をクリックし、
フィルタ名を「リファラスパム」等に設定する。 - フィルタの種類をカスタムで「除外」に設定し、
参照にチェックを入れ、フィルタパターンに対象のURLをいれる。 - 保存して完了
これでリファラースパムが除外されます。
一時的にアクセス数が少なくなるかもしれませんが、それが正常な状態と考えましょう。
まとめ
リファラースパムは根本的に対処することは難しく、スパムアカウントの疑いがある際、その都度フィルタで対処する形になります。
こまめに注意すれば確実に除外はできるので、正しい数値を計測するためにも落ち着いて対応しましょう。
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