メルマガの解約率を下げる方法
2022.01.06 Posted by endo.a
せっかく準備をして配信したメルマガも、配信後に購読解除されてしまうとがっかりしてしまいますよね。かくいう私もウェブラボのメルマガ担当として長くメルマガ制作と配信を行ってきたので、購読解除が1件でもあると「何が原因だったんだろう?」と頭を悩ませてしまうこともしばしばあります…。
そこで今回は、メルマガの解約率を下げるための方法について解説します。
目次
メルマガ購読者は「会社の資産」
企業はメルマガ購読者に対し、メルマガを接点としたマーケティング活動を行うことができます。購読者数が増えればその分多くの見込み顧客と繋がっているとも考えられ、メルマガ購読者はいわば「会社の資産」といっても過言ではありません。
メルマガ購読者が会社の資産と考えるのなら、解約率が上がることは、資産の減少に繋がります。
解約率0%は不可能!?
メルマガの解約率は、一般的にどれくらいあるものなのでしょうか。業種やユーザー属性にもよりますが、一般的には0.1%~0.5%が平均的といわれています。(kinsta社の調査より)
そのためメルマガ購読者が増えるほど一定の割合で解読者が出てしまう可能性が高まるので解約数をゼロにすることはむずかしくなります。メルマガの解約率が購読者数の0.1%~0.5%であれば許容範囲として、解約率を下げることよりも開封率やクリック数を増やすなどの別の施策に注力しましょう。
また、購読解除をして欲しくないからといって購読解除のリンクを載せない、などといった行為は「特定電子メール法」の違反にあたります。ユーザーがメルマガの解約をしたくなったらいつでも簡単に解約できる導線を設置しておく必要があります。
配信停止のリンクがないメルマガ配信するなどの違反者には「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金(法人の場合は3,000万円以下の罰金)」となるため、注意が必要です。
メルマガの配信を始めたばかりだと、このような違反が大きなリスクになると知らずに、安易にやってしまっていることがありますが、法律の順守は絶対です。
以上の理由から考えてもメルマガ解約率を0%にする、ということは現実的とはいえません。
メルマガの解約理由は主に2つ
メルマガの一定の解約は許容するべきものとはいえ、自社の大切な資産であるメルマガ購読者を一人でも多く守りぬくために、解約率を下げるための方法を検討していきましょう。メルマガの解約理由は、主に下記の2つです。
・内容に興味がなくなった/内容が期待値を下回った
・配信頻度/配信時間帯
メルマガの内容が、ユーザーにとって面白くない・興味がないと思われてしまうと解約されます。そのため、毎回「役に立ったな。」「次回もまた読みたいな。」と思わせる内容が必要です。
そして、配信頻度や配信時間の工夫も忘れてはいけません。これも業種やユーザー属性によって最適なタイミングは異なりますが、基本的には深夜を避けるなど常識的な時間帯の配信がベターといえます。また、配信頻度が多すぎてもメールボックスがすぐに埋まってしまい煩わしく感じさせてしまうかもしれません。
解約率を下げる3つの方法
メルマガの解約率を下げるのために、最初に取り組むべき3つの方法をご説明します。
方法1)ユーザーの興味・関心に合わせた内容を配信する
メルマガは、ユーザーの興味や関心に合わせて内容を変更してください。たとえば、20代と50代では、反応率の高いデザインやコンテンツは異なるはずです。そのため、コンテンツやデザインの見直しは、反応率を見ながら定期的に行う必要があります。
場合によってはセグメントを行い、メルマガの配信内容をユーザー属性に応じて変えることも有効です。例えば情報収集がしたいユーザーと、最新サービスを比較したいユーザーとでは興味を持つコンテンツが異なるはずです。それぞれに最適な内容が配信できるように属性に応じた対応が求められます。
方法2)メルマガの件名を見直す
メルマガの件名とは、メールボックスに表示されるメルマガのタイトルのことです。メルマガの開封率を上げるのなら、ユーザーとの最初の接点となるタイトルで内容を適切に表し、開封したくなる興味を書き立てるようなタイトルである必要があります。
その際、文字数も重要でとくに最初の10~15文字で引きの強い情報を入れ込むと良いでしょう。スマートフォンで閲覧するユーザーが多いBtoCのメルマガの場合は、タイトルを全角20文字以内に収めるとデバイスに合わせた配信が可能となります。
方法3)配信頻度と日時を見直す
メルマガは、たくさん配信すれば、解約を防止できるわけではありません。BtoBかBtoCか、またターゲット属性ごとに適切な配信日時があるため、データを見ながら分析することが大切です。
定期的に配信することが大切だからと、1日に何度もメルマガを送信すると、煩わしく感じられる場合もあるので注意しましょう。
まとめ
メルマガの解約数で一喜一憂しすぎずに、冷静に解約率と原因を分析しより良いメルマガを配信していけるよう心がけたいですね。
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