PDCAサイクルとは?ホームページ運用に活かす方法と具体例を紹介!
2019.11.12 Posted by watanabe.k
「ホームページを作ったはいいけど、なかなかアクセス数が伸びない」
「どうやったら効果的なホームページ運営ができるの?」
今回は、そういったお悩みを持っている方へ、「PDCAサイクル」をホームページ運用に活かす方法と具体例を紹介していきます。
目次
PDCAサイクルって何?
ホームページは作って終わりではありません。成果を出すためには「PDCAサイクル」を回していくことが重要です。
PDCAサイクルとは、以下の単語の頭文字を取った言葉です。
- Plan(計画)
- Do(実行)
- Check(評価)
- Action(改善)
この「Plan(計画)」→「Do(実行)」→「Check(評価)」→「Action(改善)」のサイクルを回すことで、効率よくものごとの改善を行うことができるというものです。
そして、この考え方をホームページに当てはめて考えることで、ホームページをより効果的に運用し、成果につなげることが可能です。
むしろ、ホームページ運用においてはPDCAサイクルは必須の考え方とも言えます。以下でそれぞれの具体的な活用方法をチェックしていきましょう。
Plan(計画)
Plan(計画)のフェーズでは、ホームページの目標と目標達成のための計画を立てます。
目標達成までの道のり(計画)をはっきりさせて、次のDo(実行)にも移りやすくするために、より具体的な目標を設定することが重要です。
ホームページ運用では、例えば「アクセス数をアップさせる」という目標を持っている方も多いと思います。
例)アクセス数をアップさせる
→〇ヶ月後までに月間●●PVのアクセスを集める
→月間検索ボリューム〇〇件のキーワードを狙った記事を●●ページ作成する
このようにより具体的なPlan(計画)を立てて、実際にどのようなことを実行すればよいのかを明確にしておきましょう。
Do(実行)
Do(実行)では、立てた計画に基づいて実際に施策を実行していきます。
このフェーズでは、計画に基づいて行動することと、実行した結果として出てきた数字を記録しておくことが重要です。
例えば、ホームページのアクセスを伸ばしたいのであれば、作成したページの検索順位やPV数、直帰率、離脱率などをチェックしておきます。
計画に基づいて施策を実行することで、立てた計画のどこが間違っていたのかが分かり、記録を残すことでよかった施策と悪かった施策を客観的に評価できるでしょう。
Check(評価)
Check(評価)では、Do(実行)で行った施策と記録したデータを振り返って、よかった点・悪かった点を評価します。
このCheck(評価)のフェーズでは数字で定量的に評価することが大切なので、計画段階で目標を具体的に設定することが大切です。
例えば、「半年後に月間3万PVを集める」という目標を立てていたとしても、半年後に2万PVしか達成できていないということも十分あり得えます。
その場合、作成するページ数が足りなかったのか、検索結果で上位表示できなかったのかなど、数字で具体的に評価・分析することが必要です。
Action(改善)
Action(改善)のフェーズでは、Check(評価)での分析結果に基づいて次のPDCAサイクルの計画を立てるための判断を行います。
そもそも目標設定が高過ぎたのか、それとも計画に問題があったのか、正しく計画が実行できなかったのかなどから、その改善点を洗い出します。
例えば、「ホームページ運用であればそもそも自社のサービス・業種で〇〇PVを達成するという目標は無謀だった」、「計画通りのページ数を作成したが1つ1つのアクセス数が少なかった」などがあげられます。
その場合、次のPDCAサイクルのPlan(計画)では目標を下方修正する、コンテンツの質や量をもっと高めるなどの新たな目標や目標達成のための計画を立てるようにしましょう。
PDCAサイクルを上手く回すには?
ここまでPDCAサイクルの流れを具体例を交えて解説してきましたが、このサイクルを上手く回していくにはどうしたらいいのでしょうか?
PDCAを上手く回すためのポイント・注意事項や、PDCAを効率よく回すために便利なツールなどを紹介します。
PDCAサイクルを上手く回すためのポイント・注意事項
特にホームページ運用において、PDCAサイクルを上手く回すためのポイント・注意事項は以下の通りです。
目標設定や評価はできるだけ具体的な数字に基づいて行う
目標設定をする際に、「アクセス数をアップさせる」などの目標を立てる人がいますが、あまり効果的とはいえません。
なぜなら、目標設定が定まっていないと、その後の行動や評価もあいまいになってしまい、2週目のPDCAサイクルにつながらないからです。
例えば、目標設定や評価は以下のように行うのが、効果的といえます。
目標設定:「半年後までに月間3万PVを集める」
評価:「半年たったが月間2万PVしか集まらなかった」
このように具体的な数字があると、目標までどれだけ足りなかったのかが明確になり、次のPDCAサイクルでの具体的な施策が見えてきます。
目標や行動計画は具体的な数字を用いて設定し、あとで評価・改善しやすいようにしましょう。
PDCAサイクルは素早く何度も回す
PDCAサイクルは素早く何度も回すことが、目標を達成するためのカギとなります。
なぜなら、目標を達成するためには仮説の検証と改善が大切で、その回数が多いほど洗練された計画を立てることができるからです。
例えば、「5年後までに月間50万PVを達成する」よりも「半年後までに月間3万PVを達成する」のほうが現実的で、計画も具体的なものとなるので評価がしやすくなります。
このように実現できそうな目標を設定し、短期間でPDCAサイクルを回すことが結果的に大きな目標を達成することにつながります。
PDCAを効率よく回すために便利なツール
ここでは、PDCAサイクルを回していく上で、記録を残したりデータをチェックしたりするのに役に立つツールを紹介しておきます。
Google Analytics
Google AnalyticsはGoogle公式のホームページ解析ツールで、基本的には無料で利用することができるので、導入しておかない手はありません。
Google Analyticsでは、ユーザーのアクセスに関するデータや、ホームページ内でのユーザーの行動を解析することができます。
多くの企業のホームページが実際に導入しているツールなので、あなたのサイトの運営にも役立つこと間違いなしです。
https://analytics.google.com/analytics/web/
User Heat
User Heat は、月間30万PVまで無料で使うことができるヒートマップツールで、ユーザーのホームページ内での行動を分析することができます。
ヒートマップツールでは、ユーザーのサイト内の行動をビジュアルで確認することができるので、直観的にデータを解析することができます。
分析だけでなく登録も簡単でたったの5ステップで導入することができ、またスマートフォンからも利用することができるので、導入してみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は、「PDCAサイクル」をホームページ運用に活かす方法や具体例を紹介しました。
- PDCAとは「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(改善)」の略である
- PDCAサイクルを回すことで効率的に目標を達成することができる
- PDCAサイクルを回す際は具体的な目標設定と素早くサイクルを回すことが重要である
ホームページは作って終わりではありません。成果を出していくためにも、本記事を参考に「PDCAサイクル」を回して、ホームページ運用に活かしてみてください。
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