Googleアナリティクス・サーチコンソールの権限の種類と付与方法
2020.10.01 Posted by watanabe.k
ホームページ制作会社にリニューアル制作や提案を依頼する時、「Googleアナリティクスやサーチコンソールの権限を付与してください」と言われたことはないでしょうか。
制作会社にとっては、Webコンサルティング・プランニングを行う際、Googleアナリティクスやサーチコンソールでの解析データを共有してもらうことで、より明確な現状分析と具体的な提案を行えるようになるため、お客様に権限付与をお願いすることが多いです。
今回は、そんな時に使える権限の種類の説明と、権限の付与方法をご案内します。
目次
Googleアナリティクスの権限について
Googleアナリティクスのユーザー権限には、以下の4種類があります。
- 編集
- 共有設定
- 表示と分析
- ユーザー管理
どのような違いがあるのか、1つずつ見ていきましょう。
編集
管理機能やレポート関連機能に関するアカウントやプロパティ、フィルタ、目標などの追加などの使用権限があり、レポートデータの表示ができます。フィルタを作成するにはアカウント単位の編集権限、フィルタを適用するにはビュー単位の編集権限が必要です。編集権限からは、上位に位置するユーザーの管理はできません。
共有設定
個人の設定(個人アセット)を作成し、他のユーザーと共有することができる権限です。この権限には次の「表示と分析」の権限も含まれます。
表示と分析
個人のレポートと設定データの表示が可能な権限です。設定の変更を行うことはできず、あくまで表示するだけの権限になります。
ユーザー管理
アカウントのユーザーの管理(ユーザーの追加や削除、権限の設定)ができる権限です。対象ユーザーの追加や削除ができるようになります。
Googleアナリティクスの権限付与方法
左メニューバーにある「管理」を選択して、一番右の列の「ビュー」にある「ユーザー管理を表示」をクリックします。
「ビューの権限」の画面が表示されましたら、右上の「+」ボタンをクリックし、「ユーザーを追加」を選択します。
追加したいユーザーのGoogle アカウントのメールアドレスを入力して、「新規ユーザーにメールで通知する」にチェックを入れます。
付与する権限を選択して、右上の「追加」ボタンをクリックすれば、権限付与の完了です。
Googleサーチコンソールの権限について
Googleサーチコンソールのユーザーには、以下の3つの権限があります。
- オーナー
- フル
- 制限付き
オーナー
すべてのプロパティをコントロールすることができる権限です(特定のユーザーの追加や削除、設定、データの表示、ツールの利用など)。
フル
フル権限は、データの表示と合わせて、各種操作を実行することができる権限です。管理しているホームページのアドレスの変更、Googleアナリティクスとの連携、所有者の追加/削除といった作業は行えません。
制限付き
制限付き権限は、ほとんどのデータを表示することのできる権限です。逆に言うと設定はできず、見ることしかできません。
Googleサーチコンソールの権限付与方法
Googleサーチコンソールにアクセスし、左メニューバーにある「設定」を選択して、「プロパティ設定」の「ユーザーと権限」をクリックします。
「ユーザーと権限」の画面が表示されたら、右上の「ユーザーを追加」ボタンをクリックします。
「ユーザーを追加」の画面が表示されましたら、追加したいユーザーのGoogle アカウントのメールアドレスを入力して、権限を選択した上で、「追加」をクリックします。
新しいユーザーが追加されたら、「ユーザーと権限」の画面で、ユーザーリストに反映されます。これでGoogleサーチコンソールの権限付与は完了です。
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