インターネット広告の種類と使いどころ
2021.01.21 Posted by watanabe.k
インターネットの普及に伴い、実に多くの企業がWebマーケティングに注力するようになりました。自社のホームページやSNSを駆使しながら、様々な手法でユーザーにアプローチしている企業も多いかと思います。
また、Web集客施策の一環として、インターネット広告を活用するケースも多いでしょう。しかし、インターネット広告には様々な種類があるので、使いどころが分からない人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、初心者向けに「主要インターネット広告の種類と使いどころ」についてご紹介します。広告出稿を考えているWebマーケティング担当者や、Web集客に慣れていない方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
インターネット広告とは
まず、インターネット広告とは何か、簡単に解説していきます。
インターネット広告とは、その名の通り、インターネット上に掲載される広告のこと。「ネット広告」「Web広告」「デジタル広告」「オンライン広告」と呼ばれることもあります。
以前は、テレビやラジオ、新聞や雑誌に掲載するマス広告が主流でした。しかし、インターネットが普及し始めた1994年に、世界で初めて「バナー広告」というインターネット広告が誕生しました。その後、様々な種類のインターネット広告が登場し、現在に至ります。
また、インターネット広告の市場規模も年々拡大しており、2020年には2兆円を超えると言われています。
インターネット広告の特徴
インターネット広告には、以下のような特徴があります。
- 少額から始められる
- 精度の高いターゲティングが可能
- 効果を測定しやすい
- 出稿期間中も調整が可能
少額から始められる
インターネット広告は、テレビや新聞のようなマス広告と比較して、圧倒的に費用がかかりません。低コストで効率的に集客が可能なので、予算が限られている企業でも簡単に着手しやすいです。
精度の高いターゲティングが可能
大半のインターネット広告は、精度の高いターゲティングが可能です。ユーザーの性別や年齢、収入や趣味嗜好などによって、細かくターゲティングを行うことで、効率的にユーザーにアプローチできます。
効果を測定しやすい
インターネット広告では、広告の表示回数・クリック率・クリック後のコンバージョン率などを計測することが可能です。費用対効果を可視化できるので、分析と改善を行いやすいです。
出稿期間中も調整が可能
テレビCMや新聞の場合、広告の出稿までに多くの時間を要し、且つ、一度出稿したら、改善したい箇所が見つかっても、修正することはできません。
一方で、インターネット広告の場合は出稿後も柔軟に修正が可能です。広告を掲載している最中でも、改善点が見つかった際にはすぐに調整することができます。
主なインターネット広告の種類と使いどころ
代表的なインターネット広告は、以下の通りです。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告(バナー広告)
- ネイティブ広告(記事広告)
- 動画広告
- SNS(ソーシャルメディア)広告
それぞれの特徴や使いどころについて、簡単に解説していきます。
リスティング広告
まず、リスティング広告です。
リスティング広告とは、検索キーワードに連動して検索結果画面に表示される広告です。「検索エンジン連動型広告」と呼ばれることも多く、広告の文章や料金など、柔軟に調整することができます。
リスティング広告の最大の特徴は「クリック課金制」であること。ユーザーのクリックに応じて課金されるので、クリックされない限り費用は発生しません。
また、リスティング広告は検索キーワードに応じて表示される広告なので、「目的が明確なユーザー」にアプローチしたい場合に適しています。そもそもキーワード検索を行わなければ表示されないので、潜在ユーザーにアプローチしたい場合は、リスティング広告以外の広告を活用しましょう。
なお、代表的なリスティング広告として「Google広告」と「Yahoo!プロモーション広告」が挙げられます。
ディスプレイ広告(バナー広告)
次に、ディスプレイ広告(バナー広告)です。
ディスプレイ広告とは、ホームページやアプリ上に広告枠を設け、そこに画像・動画・テキストを表示させる広告形式です。最も一般的なインターネット広告であり、「バナー広告」と呼ばれることもあります。
ディスプレイ広告はあらかじめターゲットユーザーを絞り込んだ上で配信します。自社商品に興味を持ちそうなユーザーに向けて、ピンポイントでアプローチするわけです。
ゆえに、ディスプレイ広告は潜在ユーザーにアプローチしたい場合に適しています。ターゲット層の潜在的ニーズに訴えかけ、集客やブランディングにつなげてください。
なお、リターゲティング広告(リマーケティング広告)も、ディスプレイ広告に分類されます。リターゲティング広告とは、一度ホームページへ訪問してくれたユーザーに対して、広告を再配信するような広告形式です。
ネイティブ広告(記事広告)
続いて、ネイティブ広告(記事広告)です。
ネイティブ広告(記事広告)とは、記事コンテンツの一部として表示されるような広告のことです。SNSのタイムラインやニュースサイトの一覧の中に自然に表示される形式が一般的です。
近年、インターネット広告の急激な増加に伴い、広告を嫌悪するユーザーが増えてきました。しかし、ネイティブ広告はコンテンツに自然に溶け込むように表示されるので、ユーザーに与えるストレスを最小限に抑えることができます。
ユーザーに不快感を与えたくない場合は、ネイティブ広告を利用すると良いでしょう。
動画広告
続いて、動画広告です。
動画広告とは、その名の通り動画を活用した広告のこと。文字や画像だけの広告よりも情報量が圧倒的に多いので、ユーザーに対して大きな影響力を持ちます。
YouTubeをはじめ、様々な動画サービスが普及している現代において、動画広告の需要はさらに高まっていくでしょう。
しかし、動画広告を利用するためには、広告配信費用だけでなく、動画制作費用も必要になります。十分な外注予算がある場合、もしくは自社に動画制作技術がある場合は問題ありませんが、そうでない場合は、無理に動画広告は利用しなくてもよいでしょう。
SNS(ソーシャルメディア)広告
最後に、SNS(ソーシャルメディア)広告です。
SNS広告とは、SNSを活用したインターネット広告のこと。拡散力が高く、多くのユーザーにアプローチできるというメリットがあります。また、精度の高いターゲティングも可能です。
代表的なSNS広告は、以下の4種類です。
- Facebook広告
- Twitter広告
- LINE広告
- Instagram広告
自社商品や自社ブランドの認知を拡大させたい場合や、自社のファンを育成したい場合には、SNS広告が最適だと言えるでしょう。
まとめ
初心者向けに、「主要インターネット広告の種類と使いどころ」について、簡単に解説しました。ぜひ当記事を参考にしながら、自社に合ったインターネット広告を見つけ、実践してみてください。
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