知っておきたいWebアクセス解析の用語
2024.01.25 Posted by takami.n
アクセス解析は、WEBマーケティングを行ううえで必ず知っておかなければいけない業務知識です。しかし、たくさんの専門用語が並んでおり、何を意味するのかが今ひとつわかっていない方もいるでしょう。
今回はアクセス解析に関わる基本的な用語について、解説します。
PV(ページビュー)
PVとは、該当ページが何回表示されたかを示す数値のことです。同一ユーザーによる重複もカウントされるため、1回のセッションで3ページにわたって閲覧された場合のページビュー数は3になります。そのため、PV数を見ることで、自分のWebサイトが何回表示されたのかを知ることができます。
UU(ユニークユーザー)
UUとは、ある一定の期間内にWebサイトを訪れた人の数を表す指標のことです。たとえば、1日・1週間・1カ月など、特定の期間内にWebサイトを訪れた人の総数をUUといいます。UUは、重複訪問を除いた数値であるため、同じ人が複数回訪問しても1回とカウントされます。UU数を見ることで、何人のユーザーに閲覧されたのかを知ることができます。
セッション数
セッション数とは、特定の期間内にWebサイトを訪問したユーザーの訪問回数のことです。Webサイトを訪問したユーザーが、そのサイトを離脱するまでを1セッションとしているため、1ユーザーが1日の間に2回同じWebサイトに訪問した場合、セッション数は2となります。つまり、一度サイトを離れて戻ってきた場合は新たにカウントされるということです。
滞在時間
滞在時間とは、ユーザーがWebサイト内のページを見ていた時間のことです。具体的には、次のページを閲覧し始めた時間から、今見ていたページの表示されていた時間を差し引いた時間となります。Googleアナリティクスでは、離脱ページの閲覧開始時間を計測できず、最後に閲覧したページの滞在時間は計ることはできません。
そのため、次のページに移動することなく直帰されてしまった場合は、アクセス解析上の滞在時間は計測不可となり、0となります。
直帰率
Webサイトを訪れたユーザーが最初に訪問したページだけを見て、他のページを閲覧せずに離脱してしまった割合のことです。直帰率の低いWebサイトの運用ができているということはつまり、ユーザーがサイト内のコンテンツを読むために次々とページを巡回していることになります。逆に、直帰率が高い場合は、ユーザーが知りたいコンテンツの提供ができていないと判断できます。
しかし、ページの目的や種類によっては、直帰率が高くても問題ないことがあるため、数字に異変を感じたら分析を行ってみましょう。
離脱率
離脱率とは、Webサイトを訪れたユーザーがブラウザを閉じたり、外部サイトに遷移して自サイトから離れたりする割合のことです。サイト内での行動とは関係なく、Webサイトから離脱したセッションがすべてカウントされます。
そのため、Webサイト全体の離脱率は100%となります。ここで注目すべきなのは、どのページを閲覧して離脱しているのかということです。離脱率の高いページは、コンテンツに問題があるケースが多いため、内容設計の見直しが必要です。
リファラ(参照元)
リファラとは、ユーザーがそのWebサイトにたどり着く前に、どこからそのページに来たかを表す情報です。アクセス解析上のリファラを分析することで、どこに自サイトへのリンクが貼られているかを把握できると同時に、そこからどの程度のアクセスがあるのかを知ることができます。リファラには、次のような種類があります。
- 自然検索(検索エンジン)からのアクセス
- 有料検索(リスティング広告)からのアクセス
- SNSからのアクセス
- 直接流入
- 他の広告(Googleのリスティング広告)からのアクセス
- ディスプレイ広告からのアクセス
- メール(メルマガ配信をしている場合)からのアクセス
- アフィエイト広告からのアクセス
- その他のアクセス
このように、どこからアクセスがあるのかについての情報は、次の施策設計に役立つため、正確に分類しておくことが大切です。
インプレッション数
インプレッション数とは、Webサイト内の広告が表示された回数のことです。インプレッション数が多いほど、広告が多くのユーザーの目に触れる機会が増えます。インプレッション数を増やすことができれば、広告の認知度を向上させ、クリック率やコンバージョン率を高めることにつながります。
なお、インプレッション数は、アクセス解析上で広告の成果を測る指標としては十分ではありません。インプレッション数はもちろん、クリック率やコンバージョン率などの指標を併せて分析することで、より効果的な広告運用を行うことができます。
まとめ
アクセス解析の勉強は、専門的な用語が多く難しいと感じるかもしれません。ですがしっかり覚えておくことで、Webサイトの運用に非常に役立ちます。まずは簡単なものから少しずつ理解を深め、数字を基に運用や改善を行っていきましょう。
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