リスティング広告のキーワードの選び方を知ろう
2021.06.08 Posted by machimura.t
リスティング広告は、短期間でアクセスを増やすことができる効果的な手段ではありますが、一定の成果を出すにはキーワードの選び方に少しの工夫が必要です。今回は、キーワードの選定について意識すべきポイントや選定手順などをわかりやすく解説していきます。
目次
キーワード選定のポイント
まずは、リスティング広告におけるキーワード選定のポイントをご説明します。
ユーザーを意識する
リスティング広告の選定で大切なのは、広告配信先のユーザーを意識することです。自社の商品やサービスは、だれに売るものなのでしょうか?
「30代の主婦」なのか、「30代で株式投資に興味をもって投資サイトやYouTubeで勉強している主婦」では、ユーザーに対するイメージが異なります。そのため、ユーザー像は、明確なものにしておきましょう。
ツールを活用する
ユーザー像の具体的なものが決まったら、使用しそうな検索キーワードを想像していきます。「このようなキーワードで検索されそうだな」というものがいくつか見つかったら、具体的なキーワードの候補が表示されるツールを使って、キーワード選定をしてみましょう。
これにより、自分の頭では想像もしていなかったキーワードを機械的に効率良く取得できます。この方法なら、だれでも同じ表示結果となるため、キーワード選定に慣れていない方ほどおすすめの方法です。
現在は、Google キーワードプランナーを利用すればリスティングのキーワード選定ができます。ぜひ、自分の使いやすいツールを見つけていきましょう。
キーワード選定の手順
リスティング広告のキーワード選定を進めていくには、軸となるキーワードや関連キーワードの選定が必要となります。次に、キーワード選定をツールで進める場合、どのような手順で進めればよいのか、ひとつずつご説明します。
【手順1】軸となるキーワードを決める
まずは、売上に直結する軸となるキーワードを決めていきます。参考となる情報は、Google キーワードプランナーや他社のリスティング広告、Webサイトなどから得られます。
このキーワードの広告配信だけは、絶対に結果につなげていかなければいけないという軸キーワードを決めたら、関連キーワードに関しても同時に取得していきます。
【手順2】関連するキーワードを洗い出す
軸キーワードや自社商品、自社サービスと関連するキーワードをすべて取得していきます。ツールを使って次々と取得していくため、関連性が低いものもあるかもしれませんが、この段階では必要はありません。
ここでは、全体的に情報を把握することに集中します。たくさんの関連キーワードを取得できれば、リスティング広告の配信時に選択肢を広げることができます。
【手順3】取捨選択する
今、目の前にある情報は、優先順位が決まっていない軸キーワードや関連キーワードの一覧情報かと思います。そのキーワード情報一覧から優先度の高いものを取得していきます。しかし、優先度は、どのように判断すれば良いのでしょうか。
一般的には、検索頻度がひとつの指標となるといわれています。検索の多いものは、成果につながりやすいため、目安にしてみると良いでしょう。しかし、検索頻度だけでは、満足のいく結果につなげることは難しいでしょう。
なぜなら、検索頻度が低くても成約につながりやすいキーワードが存在するからです。また、検索頻度が高くても成約につながりづらいキーワードというのも存在するため、どうすれば売り上げにつながるのかということを考えながらキーワードを取捨選択していく必要があります。
【手順4】絞り込む
リスティング広告で配信するキーワードを取捨選択したら、専門的な用語を除外していきます。なぜなら、一般的な検索ユーザーが専門的な用語で検索するとは思えないからです。専門的な用語を除外したら、キーワードごとに報酬単価を確認していきます。
リスティングにおいて報酬単価とは、1クリックあたりの単価のことです。つまり、報酬単価が100円の場合、1クリックあたり100円の費用が発生します。多くの場合、検索頻度の高いものは、1クリックあたりの報酬単価が高くなる傾向があります。
報酬単価の高いキーワードは、アクセスアップに大きな貢献をしてくれますが、それだけ多くの広告費用が発生するため、許容可能な予算範囲なのかについて検討する必要があります。
まとめ
リスティングのキーワード選定では、ユーザーの行動履歴や検索キーワードからさまざまなことを想像することが大切です。ツールを利用すれば検索キーワードを効率良く収集できますが、だからといって万能な方法ではありません。
もしかすると、Webサイトや他社のリスティング広告から大きなヒントが得られることもあるでしょう。また、リスティング広告の運用においては、予算に一定の限りがあるかと思いますので無駄のないように運用を進めていきましょう。
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