もっと簡単に、お客様を会社のファンに育てていく仕組み
2009.05.01 Posted by 山浦 仁
『1回きりのお客様を100回客に育てなさい!』
(著) 高田 靖久(同文館出版)
4月10日の投稿で「お客様を会社のファンに育てていく仕組み」ということで、通販会社「やずや」の成長の原動力となった『顧客ポートフォリオ・マネジメント理論』を説明した書籍『社長が知らない 秘密の仕組み』を紹介しました。1度買ってくれたお客様を優良客に育てていく仕組みに関する本です。ただちょっと実践のハードルが高い・・・
もっとシンプルに始めたいという方にオススメなのがこの本です。
顧客管理ソフトを販売している著者が、多数のクライアントのデータを通じて分かったこと、それは「3ヶ月以内にあと2回利用してもらうと7倍固定客になりやすい」ということ。
それは、ただ単に「忘れている」からなのだだそうです。
実は、人間の脳には「3の法則」というものがある。
これは、人間の脳は「3」のつくタイミングで物事を「忘れる」ようにできているという考え方だ。
まず最初のタイミングは「3日後」。
<略>
次のタイミングは「3週間後」
<略>
その次のタイミングは「3ヵ月後」
ということは、このタイミングできちんと思い出させてあげることができれば、間違いなくリピートが増えますね。
思い出させるためのツールはダイレクトメールです。
「3日後」「3週間後」「3ヵ月後」で、出すダイレクトメールの内容は異なります。
本書では、それぞれ「サンキューメール」「ライクメール」「ラブメール」と命名し、具体的にどんな内容を書いたら良いかを指南しています。
もしオンラインでこの程度の顧客管理をするのであれば、ステップメールの仕組みなどを使えば、それほど難しくなくできそうです。
本書の後半では、新規客の獲得に関してのノウハウを解説しています。
集客ツール「配布メニュー」は、アナログだけれども、地域に根ざしたサービスを展開している業種では効果がありそう。
ちなみに、私が本書で一番琴線に触れた言葉はこちら。
あなたの店が選ばれない「決定的」な理由
それは、「なぜ、あなたのお店を選ばなければならないのか?」
その理由がお客様にはわからないからだ
では「あなたの店が選ばれる理由」を明確に伝えるにはどうすれば良いか?
それが気になったなら本書を読んでみましょう。
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