『気になるみんなの声』
2009.06.02 Posted by 山浦 仁
「もちろんお伺いします」ということで、参加してきました。
今回の試食会は、メーカーからの情報だけでは、商品の良さを伝えるには限度があるということで、実際に食べてみた感想と試食のアンケート結果をサイトで公開し、おすすめしようという試みで行われました。
商品の価格や機能だけでなく、実際に食べた人の感想や、アレンジメニューなどを知ることで、購買意欲は高まるものです。
多くの企業は商品説明だけでは、購買に結びつきにくいということを実感しており、ユーザー参加型のサイトをうまく利用してマーケティングを行っています。
この企業のマーケティングにも多数活用されているユーザー参加型のサイト例として、『クックパッド』が上げられます。
クックパッドとは、30代女性の4人に1人が利用し、月間616万人訪れる日本最大の料理サイトです。
レシピは50万件。常にユーザーからレシピがアップされていきます。
多くの人に「おいしいね」と言われたい女性の心理をうまく捉えたサイトで、投稿されたレシピを参考にして作った感想や料理写真もアップされていきます。
また、レシピの検索結果の表示も早く検索機能が充実しているのが特徴です。
このクックパッドのサイトを利用して、商品の価値を最大限に上げた良い例では、パナソニックの圧力鍋があります。
パナソニックでは圧力鍋をクックパッドの人気ユーザーに使用してもらい、レシピと使用感をレポートしてもらったそうです。
その結果、販売台数は前年比26倍の5万2000台に。
(引用:http://info.cookpad.com/?page_id=73 )
「音が静か」、「操作が簡単」といった電気式圧力鍋ならではの利点を、ユーザーの実感として訴求できたことが、販売増加につながったようです。
上記の例のように、やはり商品を訴求する際にユーザーの声は重要です。
商品の特性だけでなく、それを使用したユーザーの声やアレンジ術、使いこなし方など、さまざまな角度から商品を訴求することで、商品を手にとってもらえるチャンスや可能性が広がるのではないでしょうか。
【参考】
クックパッド株式会社
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